山口県教育委員会は2023年9月14日、令和5年（2023年）3月公立高等学校等卒業者進路状況調査の結果を公表した。2023年3月の卒業者（全日制・定時制）6,997人のうち、大学等進学者は3,424人で48.9％を占めた。山口県内への進学者は、大学が27.4％、短期大学が56.4％だった。
令和5年（2023年）3月公立高等学校等卒業者進路状況調査は、山口県内の公立高等学校と県立中等教育学校48校9分校を2023年3月に卒業した生徒の進路状況について、2023年5月1日現在で取りまとめたもの。
2023年3月の卒業者総数（全日制・定時制）は、前年比279人減の6,997人。このうち、大学等進学者は前年比18人減の3,424人。構成比は48.9％で、前年より1.6ポイント上昇した。専修学校等進学者は1,473人（構成比21.1％）、就職者は1,893人（構成比27.1％）であった。
大学等進学者の内訳は、国立大学27.9％、公立大学15.4％、私立大学48.3％、国公立短期大学0.3％、私立短期大学6.5％、高等学校専攻科1.5％など。学部系統別に大学の進学状況をみると、「社会科学（商学・経済学）」20.4％がもっとも多く、「工学」14.9％、「人文科学」12.9％、「教育」10.6％と続いた。
大学の所在地別では、「山口県」27.4％、「福岡県」19.2％、「広島県」15.0％。山口県内への進学は、前年と比較して1.5ポイント減少した。大学の地域ブロック別では、「中国」48.2％、「九州」24.2％、「近畿」15.4％、「関東」8.5％の順に多かった。
一方、短期大学の所在地別では、「山口県」が56.4％を占め、前年より4.8ポイント増加した。短期大学の地域ブロック別では、「中国」が73.5％にのぼっている。
