週に数回以上本を読む子供、7割超…学力への影響は?

 KG情報が運営するメディア「ママソレ」は、2023年10月19日「子どもの読書習慣や読んでいる本」の調査結果を発表した。週に数回以上の読書習慣のある子供は約74%で、保護者の約9割が読書習慣が学力や成績に影響すると考えていることがわかった。

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「子どもの読書習慣や読んでいる本」調査
  • 「子どもの読書習慣や読んでいる本」調査
  • 子供の読書の頻度は?
  • 未就学児の読書習慣は?
  • 小学生の読書習慣は?
  • 中学生の読書習慣は?
  • 高校生の読書習慣は?
  • 子供はどんなジャンルの本を読んでいる?
  • 家庭で読書の習慣をつけることで、どのようなメリットがあると感じる?

 KG情報が運営するメディア「ママソレ」は2023年10月19日、「子どもの読書習慣や読んでいる本」の調査結果を発表した。週に数回以上の読書習慣のある子供は約74%で、保護者の約9割が読書習慣が学力や成績に影響すると考えていることがわかった。

 「子どもの読書習慣や読んでいる本」の調査は、2023年9月20日から25日にかけて、未就学児から高校生の子供をもつ親を対象にインターネットで実施した。有効回答数は200人。

 未就学児から高校生の読書の頻度は「毎日」26.9%、「週に数回」47.3%、「月に数回」19.8%、「全くしない」6.0%。週に数回以上の読書週間がある子供は約74%という結果になった。

 年代別にみると、未就学児の読書週間は、「毎日」35.7%、「週に数回」47.6%となった。まだ字が読めない子供も多く、親が読み聞かせしている家庭を含め、週に数回以上読書する過程は8割を超えている。小学生は、「毎日」が25.0%、「週に数回」が41.9%。中学生は「毎日」が5.6%と未就学児・小学生に比べて大きく減少し、「週に数回」が50.0%と最多となった。高校生になると「月に数回」が50.0%で最多となり、読書習慣が薄れていることがうかがえる。一方、高校生の「全くしない」割合は6.3%で、中学生の16.7%に比べ10.4ポイント減少している。

 未就学児から高校生どんなジャンルの本を読んでいるかについては、1位「マンガ」26.5%、2位「絵本」24.1%、3位「図鑑」21.4%という結果になった。

 読書習慣をつけることで感じるメリットとしては、「読解力が向上する」24.9%がもっとも多く、続いて「創造力が向上する」15.9%、「集中力が向上する」15.2%という結果となった。「作文力が向上する」10.8%、「歴史や科学の知識が増える」10.7%と学力向上に直結している回答も一定数みられた。

 家庭での読書の習慣が学力や成績に影響すると約9割の保護者が考えていることがわかった。保護者からは、「小学校に入学してからも『を』や『へ』の使い方をスムーズに理解できたのは、普段から文章に触れていたからだと感じたから。(未就学児の保護者)」「長いストーリーを理解するには集中力も読解力も必要で、それらは学力向上に関わる要素だと思います。(小学生の保護者)」などの声が寄せられている。

 家庭で読書習慣をつけさせるための工夫としては「図書館や本屋に通う」が24.6%ともっとも多く、ついで「親も読書をする」21.8%、「手に取りやすい場所に本を置く」21.1%となった。

《中川和佳》

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