愛知県教育委員会は2023年10月19日、2024年度（令和6年度）愛知県公立高等学校入学者の募集について発表した。県立高校全日制課程の募集人員は、前年度（2023年度）比240人減の3万7,800人。豊田西（普通）や西春（普通）など7校で1学級減、中村（普通）で1学級増となる。
10月19日開催の教育委員会会議で、2024年度愛知県公立高等学校入学者の募集計画を決定した。
愛知県教育委員会によると、2024年3月の県内中学校卒業見込者は、前年度比386人減の6万9,747人。全日制課程の生徒受入れは、公私協議の結果、従来どおり国公立2対私立1とし、2024年度は国公立4万2,148人、私立2万1,043人を目安に進学者を受け入れる計画とした。
このうち、県立高校は地域の中学校卒業見込者の状況などを総合的に勘案し、愛知総合工科（理工）、豊明（普通）、西春（普通）、武豊（普通）、豊田西（普通）、刈谷工科（自動車）、安城農林（動物科学）の7校で各1学級減、中村（普通）で1学級増。全体では、143校・1校舎で前年度比240人減の3万7,800人を募集する。
県立高校以外の全日制課程は、名古屋市立高校が13校で3,880人、国立高校（高専含む）が3校で440人を募集する。いずれも前年度からの増減はない。国公立全体の募集人員は4万2,120人。私立高校の全日制課程54校の募集人員は、前年度比221人減の2万1,043人。
おもな学校・学科別の募集人員は、旭丘（普通）360人、岡崎（普通）400人、刈谷（普通）400人、一宮（普通）320人、市立向陽（普通）320人、市立向陽（国際科学）40人、明和（普通）320人、時習館（普通）320人など。
2024年度愛知県公立高等学校入学者選抜では、Web出願システムが導入され、すべての課程、すべての選抜でオンライン手続きが可能になる。入学検定料の納付方法は、クレジットカード決済、ペイジー決済、コンビニ決済のいずれかの方法を志願者が選択する。また、長期欠席者等にかかる選抜方法の申請者が追加され、中学卒業見込者だけでなく、中学卒業者も申請できるようになる。
日程は、推薦選抜と特色選抜が2024年1月25日から2月1日まで出願を受け付け、2月6日（7日に実施する場合あり）に面接などを実施。2月8日に合格発表を行う。一般選抜は2月6日から2月14日に出願、2月15日に志願変更を受け付ける。学力検査は2月22日、面接や特別検査（実施校のみ）はAグループが2月26日、Bグループが2月27日。合格発表は3月8日。
