栃木県総合教育センターは2023年11月7日、2023年度（令和5年度）中学校等生徒の進路希望調査（第1回・10月1日現在）の結果を公表した。進路希望が高倍率となったのは、宇都宮白楊（食品科学）3.03倍、宇都宮中央（普通）2.68倍、佐野松桜（商業）2.38倍など。
進路希望調査は、栃木県内の国公私立の中学校、特別支援学校、義務教育学校、中等教育学校の2024年3月卒業予定者を対象に、教育行政計画の立案および進学・就職などの進路指導のための基礎資料を得ることを目的に10月1日現在の結果をまとめたもの。調査対象校は計179校。
2024年3月の卒業予定者数は、前年同期比360人減の1万7,243人。高等学校等への進学希望者は、1万6,845人で、前年同期比0.1ポイント減の97.7％。このうち県内への進学希望者は、前年同期比1.4ポイント減の1万5,383人で、進学希望者全体の91.3％を占める。
全日制高校への進学希望者は、県内県立高校が前年同期比1.1ポイント減の1万2,546人、県内私立高校・中等教育学校が前年同期比0.5ポイント減の1,880人。県外への進学希望者は前年同期比1.4ポイント増の1,462人だった。
県内県立の全日制高校の募集定員（見込み）1万1,075人に対する進学希望者（過年度卒業者含む）は、1万2,546人。進学希望倍率は1.13倍で、前年同期と同率となった。
希望倍率が2倍以上となった学校・学科（系・科）は、宇都宮白楊（食品科学）3.03倍、宇都宮中央（普通）2.68倍、佐野松桜（商業）2.38倍の3校。
このほかおもな学校の希望倍率は、宇都宮（普通）1.33倍、宇都宮東（普通）0.84倍、宇都宮南（普通）1.38倍、宇都宮北（普通）1.69倍、鹿沼（普通）1.38倍、石橋 （普通）1.63倍、佐野東（普通）1.36倍、足利（普通）1.29倍など。定員に満たなかった学校・学科（系・科）は38校・56科で、前年同期と比べ1科減少した。
次回（第2回）の2023年度中学校等生徒の進路希望調査は、2024年1月9日に公表予定。2023年度栃木県立高校入学者選抜について、全日制課程の特色選抜は1月31日・2月1日に願書などを受付、2月7日・8日に面接などを実施、合格者内定は2月14日。一般選抜は2月20日・21日に願書などを、2月26日・27日に出願変更を受付、3月6日に学力検査を実施、3月12日に合格者発表を行う。
