世界の子供を支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン（以下WVJ）は2023年11月10日～12月21日、中野区立中野東図書館との共催で、11月20日の「世界子どもの日」に先駆け、「子どもの権利写真展」を開催する。
「世界子どもの日」は、1989年11月20日に国連で「子どもの権利条約（児童の権利に関する条約）」が採択されたことを記念して定められた。同条約には196の国と地域が締約している。
日本は「子どもの権利条約」の批准国で、2022年6月に「こども基本法」が成立、2023年4月に施行。「こども家庭庁」の成立とともに、子供の権利についての社会の関心は高まりつつあるという。
WVJ事務所がある中野区は、2022年に「中野区子どもの権利に関する条例」を制定し、11月20日を「中野区子どもの権利の日」とした。
2022年に続き2回目となる「子どもの権利写真展」は、中野区立中野東図書館との共催で開催する。中野区民だけでなく1人でも多くの日本の人々に、子供の権利について考えてほしいというWVJと中野区の想いが一致して実現。WVJが支援の中で出会った世界の子供たちを紹介する、さまざまな写真が展示される。開催準備には、中野区立中野東中学校の2年生も参加し、写真のポップなど「子どもの権利」について考えながら作成したという。また今回は、子供の権利について学べるクイズを追加するなど、より充実した内容で展示している。
WVJは、中野区内の市民団体の一員として、子供の権利の実現に向け、国内外でのこれまでの活動経験や知見などを生かした取組みを広げていくとしている。
◆子どもの権利写真展
期間： 2023年11月10日（金）～12月21日（木）
会場：中野区立中野東図書館7階から9階 階段書架（東京都中野区中央1-41-2）
休館日：毎月第2木曜日（その日が休日の場合は直後の休日でない日）、毎月最終金曜日
