東京都教育委員会は2024年1月9日、2024年度（令和6年度）都立高校全日制等志望予定（第1志望）調査結果を公表した。都立高校全日制の志望率は、前年度（2023年度）より0.38ポイント増の71.98％。2年連続で増加した。
2024年度都立高校全日制等志望予定調査の対象は、都内区市町村立中学校と義務教育学校（609校）の卒業予定者7万8,108人。2023年12月13日の調査時点で、卒業予定者のうち88.39％が全日制高校等への進学を志望（前年度比0.89ポイント減）。このうち4万9,431人が都立高校を志望し、都立高校志望率は前年度比0.38ポイント増の71.98％となった。2018年度から5年連続で減少が続いていたが、2023年度に続き2年連続で増加した。
都立高校全日制の総募集人員3万9,807人に対し、志望予定者数は4万9,176人、志望倍率は1.24倍。普通科でもっとも倍率が高い学校は、豊島2.37倍。ついで、新宿2.27倍、本所2.14倍、城東2.01倍、三田2.01倍など。専門学科では、工芸（デザイン）2.37倍、農業（都市園芸）2.11倍、工芸（グラフィックアーツ）2.09倍が2倍を超える倍率となった。
進学指導重点校の志望状況をみると、日比谷が1.37倍、戸山が1.60倍、青山が1.70倍、西が1.37倍、八王子東が1.11倍、立川（普通）が1.61倍、立川（創造理数）が1.35倍、国立が1.52倍。
進学指導特別推進校の志望状況は、小山台1.10倍、駒場1.58倍、新宿2.27倍、町田1.33倍、国分寺1.09倍、国際（一般）1.80倍、小松川1.10倍。
各校の募集人員、志望予定者数、倍率を一覧にまとめた志望予定（第1志望）調査結果は、東京都教育委員会Webサイトに掲載。2024年度入試より男女別定員を廃止したことにより、倍率は男女合計での数値となっている。
