じゅけラボ予備校は、浪人生の塾・予備校の利用に関する実態調査を実施し、2024年1月17日結果を公表した。浪人経験者の8割超が塾・予備校を利用しているが、約4割が「途中で行かなくなる」経験をしていることが明らかになった。
浪人期間の「塾・予備校の利用率」と「塾・予備校へ行かなくなった経験」に関するアンケート調査は、2023年12月21日から25日にかけて、浪人経験がある19歳から26歳の男女373人を対象にインターネットで実施した。
浪人時代の塾・予備校の利用率は、「予備校」48.3％、「塾」23.6％、「塾と予備校両方」9.4％と、81.2％が塾・予備校を利用していることが明らかになった。残る18.8％が予備校や塾を利用せず独学で学習を進めている。
塾・予備校を利用していた浪人経験者に調査した結果、39.3％が塾または予備校へ途中で行かなくなった経験があると回答した。この中には一時途中で行かなくなったことはあるが再度通学した人、そのまま辞めた人も含む。
途中から行かなくなった理由の最多は、「健康上の問題や精神的なストレス」21.0%となった。ついで「予備校や塾に対するモチベーションの低下」16.8%、「提示された計画通りに学習できなかった」13.4%、「講師やクラスメートとの相性が悪かった」11.8%、「自習や他の勉強方法のほうが効果的だと感じた」10.9%と続く。「経済的な理由」で辞めた生徒は7.6%。また、「交通の便の悪さ」と「授業内容やカリキュラム、レベルがあわなかった」の理由で辞める生徒もそれぞれ6.7%、教材の不十分さが理由の生徒は2.5%で、一部の生徒はオンライン講座の利用や大学進学の断念などのほかの理由で辞めている。
