【大学受験2024】受験生の7割超「親と本音で相談できた」

 Studyplusトレンド研究所は2024年3月26日、受験生活や後輩へのアドバイスなどをまとめた受験トレンド白書2024「ホンネ編」を公開した。受験勉強のスタートは高校3年生の夏がもっとも多く、約半数が奨学金を受ける意向があること、4割超が一人暮らしを予定していることなどがわかった。

教育・受験 高校生
受験トレンド白書2024
  • 受験トレンド白書2024
  • 受験トレンド白書2024 ホンネ編
  • 大学受験の勉強を本格的にスタートした時期はいつだったか?
  • 受験生になってから、親と進路についてどれくらい相談することができたか?
  • 受験生になってから、学校の先生と進路についてどれくらい相談することができたか?
  • 大学受験で出願する(出願した)学校数は?
  • 大学進学後、奨学金の支援を受ける予定はある?
  • 大学進学後、1人暮らしを始める?

 Studyplusトレンド研究所は2024年3月26日、受験生活や後輩へのアドバイスなどをまとめた受験トレンド白書2024「ホンネ編」を公開した。受験勉強のスタートは高校3年生の夏がもっとも多く、約半数が奨学金を受ける意向があること、4割超が一人暮らしを予定していることなどがわかった。

 「受験トレンド白書」は、受験生の間でのさまざまなトレンドを定点観測して発表する取組みとして、2023年よりスタートした。若年層・Z世代向けのマーケティングや広報を行っている大学や企業をはじめ、高校生を日常的に支える立場にある教育関係者などに対して、受験生の興味関心や内面を知るきっかけを提供することを目的としている。「大学受験期のトレンドに関する調査」は、2023年度に大学受験をして、学習管理アプリ「Studyplus」の「達成報告」機能で大学合格を報告したユーザーを対象にオンラインで実施した。調査期間は2023年11月30日から2024年2月20日。有効回答数は1,608名。

 受験勉強のスタート時期の最多は「高校3年生・夏」、2番目が「高校3年生・春」、3番目が「高校2年生・冬」となった。高校2年生の冬から高校3年生の夏にかけて受験勉強をスタートする割合が約7割となっており、多くを占める傾向は昨年と変わらない。

 親との進路に関する相談については、受験生の73.4%が「本音で相談することができた」と回答している。学校の先生に本音で相談できた割合は63.7%で、親より9.7ポイント低く、「ほとんど相談することができなかった/相談しようと思わなかった」が17.5%と、親より8.2ポイント高かった。

 大学受験で出願する(出願した)学校数は、1位「1校」21.9%、2位「3校」15.4%、3位「5校」15.0%となった。昨年度は「3校」「4校」が最多だったことと比べ、Studyplusトレンド研究所は、11月から2月に合格報告を行ったユーザーを対象に調査したこともあり、総合型選抜・学校推薦型選抜といった年内入試で進路決定した受験生の回答も多く集まったことが起因しているかもしれないとしている。

 奨学金については、「受ける予定あり」が33.1%、「給付型であれば、受ける予定あり」15.3%も含めると、約半数が奨学金を受ける意向がある結果となった。大学進学後、「一人暮らしを始める」人は42.7%で、内訳として「実家から通えないため一人暮らしを始める」が8割超、「実家からも通えるが一人暮らしを始める」は2割弱となっている。

 就きたい職業の1位は「会社員」15.1%、2位「教員」12.8%、3位「公務員」6.4%となった。これから大学受験に臨む高校生たちへのアドバイスを自由記述で求めたところ、「勉強は早めに始めよう」「諦めないことが大事」「自分の信じる道を進め」などの声が多く寄せられたという。

《中川和佳》

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