4/1時点の就職内定率は58.1%と高水準…就職プロセス調査

 リクルートの就職みらい研究所は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施した。2024年4月1日時点の内定状況は就職内定率58.1%(前年同月差9.7ポイント増)で、引き続き高い水準で推移していることがわかった。

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 リクルートの就職みらい研究所は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施した。2024年4月1日時点の内定状況は就職内定率58.1%(前年同月差9.7ポイント増)で、引き続き高い水準で推移していることがわかった。

 就職みらい研究所は2024年4月1日~4日の期間、2025年卒業予定の大学生3,080人および大学院生861人の計3,941人を対象に、「リクナビ2025」にてインターネット調査を実施した。有効回答数は大学生1,065人、大学院生407人。

 4月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は、58.1%(前年同月差9.7ポイント増)と引き続き高い水準となった。内定率を地域別で見ると、「関東」が62.2%(前年同月差9.2ポイント増)と特に高い数値となっている。また、前年同月差がもっとも大きいのは「その他地域」で49.1%(13.4ポイント増)。

 内定取得・辞退企業数を見ると、それぞれの平均と「2社以上・計」の数値はいずれも前年を上回っており、より早い時期に内定の取得・辞退が進んでいるようすがうかがえる。就職活動開始当初と比べた今後の就職活動の方針を見ると、内定取得者は「志望内容は変えず、より志望度の高い企業に絞って活動する」の割合が41.7%ともっとも高く、活動の方針として企業を絞る一方で、内定未取得者は「志望内容や範囲は変えずに活動する」が46.2%ともっとも高く、方針を変えずに活動を続けようとしていることがわかる。

 学生からは、「面接などで企業の人事の方と話す機会が増え、少しずつ自己アピールの方法や話し方に自信をもてるようになってきたと感じている」、「自分の人生を振り返り、やりたいことを見極める重要な機会なので、慎重に進めたいと考えている。他人と比較せず、自分のペースで進めたい」などの声が寄せられたという。

 詳細なデータは、Webサイトにて確認できる。

《中川和佳》

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