シャプラニール×ブックオフ「古本で児童労働をなくそう」6-7月

 国際協力NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」は2024年6月1日~7月31日、児童労働反対世界デーに際し、ブックオフコーポレーションの協力により、古本などを寄付することで児童労働を防ぐ活動を支援する「古本で児童労働をなくそう」キャンペーンを開催する。

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古本で児童労働をなくそうキャンペーン
  • 古本で児童労働をなくそうキャンペーン
  • バングラデシュで家事使用人として働く少女 洗濯をしているようす
  • 支援センターで勉強する少女

 国際協力NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」は2024年6月1日~7月31日、児童労働反対世界デーに際し、ブックオフコーポレーションの協力により、古本などを寄付することで児童労働を防ぐ活動を支援する「古本で児童労働をなくそう」キャンペーンを開催する。

 「古本で児童労働をなくそう」キャンペーンは、ブックオフの宅配買取寄付サービス「キモチと。」を使用して、誰でも参加できる寄付アクション。6月1日から7月31日の期間は、寄付した古本などをブックオフが買い取り、買い取り額に20%上乗せした金額がシャプラニールへ寄付されるという。

 古本以外にもCD/DVDやゲーム類など、対象品目は30以上あり、1点から無料集荷に申し込むことができる。不要になったものを「捨てる」のではなく、ブックオフでの再販を通じ「誰かの喜び」につなげ、「お金ではない寄付」ができるとして全国からの参加を呼びかけている。

 6月12日は児童労働反対世界デー。SDGsのターゲット8.7にも「2025年までにあらゆる形の児童労働をなくす」ことが掲げられている。だが、世界では未だ1億6,000万人の子供たちが働くことを強いられている現状がある。シャプラニールが活動する南アジアのバングラデシュでは約170万人、ネパールでは約110万人と、多くの子供たちが児童労働の状況下にいるといわれている。

 シャプラニールはこれまでに、「子供が働くことのない社会の実現」をめざし、地域住民や行政と共に児童労働を削減すると同時に、これから働きに出る子供たちを未然に守る活動に長年取り組んできた。たとえば、バングラデシュの首都ダッカでは、家事使用人として働く少女たちが基礎的な読み書きや計算などの教育を受けられる支援センターを設立し、生活環境の改善を目指しているという。

 書籍・コミックなどを15冊(約600円)寄付すると仮定した場合、バングラデシュの家事使用人として働く少女を支援する際の支援センターでの学習に必要な1年分の教材費(1人分)に相当する。また、ゲーム機本体1点(約7,000円)は、将来の仕事の選択肢を増やすためのミシン研修を1週間実施する費用に相当するという。なお、買取金額は参考買取価格のため、在庫状況や品物の状態により変動する。

 寄付対象品は、古本(書籍・コミック)、CD/DVD、ゲーム機・ソフト、フィギュア、貴金属類など30品目以上。詳しくは、ブックオフ公式オンラインストアの「売れるもの一覧」で確認できる。

 「古本で児童労働をなくそう」キャンペーンの参加・寄付方法は、対象品をまとめ、段ボール箱などに梱包し、キャンペーンサイトから無料集荷を申し込む。

◆「古本で児童労働をなくそう」キャンペーン
受付期間:2024年6月1日(土)~ 7月31日(水)
参加・寄付の方法:
①対象品をまとめる
②段ボール箱などに梱包
③キャンペーンサイト「無料集荷を申込む」へ 
※インターネット経由での申込みが難しい場合は、電話から申し込むことができる

《いろは》

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