advertisement

隠岐島前高校「失敗の日」運営費に…クラファン開始

 島根県海士町は2024年8月2日、ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディング(GCF)で、隠岐島前高校の生徒が企画運営する「失敗の日」の開催費調達を目的としたプロジェクトを開始した。目標金額は160万円。9月2日まで寄付を受け付ける。

生活・健康 高校生
隠岐島前高校の生徒による「失敗の日」開催費調達のためのプロジェクト
  • 隠岐島前高校の生徒による「失敗の日」開催費調達のためのプロジェクト
  • 海士町
  • 西野亮廣さん (c) CHIMNEY TOWN
  • 隠岐島前高校3年の細井菜乃さん

 島根県海士町は2024年8月2日、ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディング(GCF)で、隠岐島前高校の生徒が企画運営する「失敗の日」の開催費調達を目的としたプロジェクトを開始した。目標金額は160万円。9月2日まで寄付を受け付ける。

 「失敗の日」は、失敗を称え合う日として、フィンランド共和国で10月13日と制定されている。島で唯一の高校である隠岐島前高校は、そこからヒントを得て、「失敗を共に称えあい、未来に踏み込み(挑戦)を宣言する1日」として、2年前から学校行事にしている。

 2024年の「失敗の日」は、地域に開かれた学校行事として島全体で失敗を共に称え、共に踏み込みをする日にしたいと、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディングで開催費を調達するためのプロジェクトを企画した。10月13日の「失敗の日」当日は、数えきれないほどの踏み込み・失敗を経験しているという西野亮廣さんの講演会を計画している。

 目標金額は160万円。寄付募集期間は、8月2日から9月2日までの32日間。ふるさとチョイスGCFのプロジェクトページから受け付ける。寄付金は、講演会費用(講演料、交通費、宿泊費)や宣伝費など、「失敗の日」運営費の一部に活用。目標金額に達しなかった場合や、目標金額以上の寄付があった場合もプロジェクトで活用予定。

 島留学生(島外から入学の生徒)として隠岐島前高等学校に通っている「隠岐島前高校失敗の日実行委員会」の細井菜乃さん(3年)は「失敗の日を通じて、私は高校生や地域の人々が新たな挑戦を始めるきっかけを作りたいと思っています。ご支援よろしくお願いいたします」と協力を呼びかけている。

《奥山直美》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top