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【高校受験2026】島根県公立高、内申書不要の選抜導入…不登校など配慮

 2026年度(令和8年度)島根県公立高等学校入学者選抜から、長期欠席者等に配慮した選抜方式が導入される。個人調査報告書(調査書)を用いず、学力検査と面接(一部の学科は実技検査あり)の結果を合否判定の資料とする。

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令和8年度島根県公立高等学校入学者選抜、一般入学者選抜および第2次募集において長期欠席者等に配慮した選抜方式を導入
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  • 新しい制度に関する質問と回答

 2026年度(令和8年度)島根県公立高等学校入学者選抜から、長期欠席者等に配慮した選抜方式が導入される。個人調査報告書(調査書)を用いず、学力検査と面接(一部の学科は実技検査あり)の結果を合否判定の資料とする。

 島根県教育委員会と松江市教育委員会は連名で、長期欠席者等に配慮した選抜方式の導入について発表した。新制度は、中学校等に在学中に何らかの理由により学校に通いたくても通うことができず、長期にわたって欠席した生徒等のうち、高校入学後の学校での学びに意欲をもつ者を対象に、志願する高校への主体的な判断による出願を促すことが目的。したがって高校入学後に教室以外の場所で学習することを前提としたものではないという。

 対象は、病気や不登校などで年間30日以上欠席した生徒、または30日未満でも保健室など別室や教育支援センターなどへの登校により、教室での学びが十分にできなかった生徒。募集人員は特に定めず、全日制・定時制課程のすべての学科において、各学科の一般入学者選抜および第2次募集それぞれの募集人員の内数とする。

 合否判定の資料は、学力検査、面接および実技検査(一部の学科のみ)の結果を用いる。選抜にあたっては、この選抜方式での出願者を除いた一般入学者選抜または第2次募集の学力検査の合格ラインを参考資料とする。

 出願の際は、志願者本人および保護者の記載による、中学校等在学中の学びの状況と高校での新たな学びに向けた抱負や将来の希望等を記した「自己申告書」の提出と、中学校等の校長先生の記載による「状況説明書」の提出が必要となるという。

《川端珠紀》

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