台風7号は2024年8月14日午前、日本の南をゆっくり進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル。今後は発達しながら日本の南を北東に進み、14日夕方から夜にかけて小笠原諸島にもっとも接近する見込み。お盆期間終盤の16日から17日ごろにかけて、暴風域を伴って強い勢力で東日本や北日本に接近するおそれがある。
気象庁が2024年8月14日午前5時31分に発表した台風7号に関する情報によると、14日午前3時には日本の南にあって、ゆっくりした速さで北東へ進んでいる。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
台風第7号はその後日本の南を発達しながら北上し、14日夕方から夜にかけて暴風域を伴って小笠原諸島にもっとも接近する見込み。台風は、その後も日本の南を北上し、16日から17日ごろにかけて、暴風域を伴って強い勢力で東日本や北日本に接近するおそれがある。
ウェザーニュースによると、14日夕方から夜にかけて小笠原諸島にもっとも接近した後は、強い勢力となって北に向きを変え、お盆期間終盤となる16日から17日にかけて暴風域を伴ったまま関東など東日本に接近するおそれがあるとしている。その後はやや東寄りに進路を変えるが、北日本方面にも影響を及ぼす可能性があり、「台風が近づくと東日本や北日本を中心に、交通機関にも影響が出る可能性があります」とし、今後の動向に注意するよう呼び掛けている。
東日本高速道路(NEXCO東日本)は8月13日午後5時の時点で、関東地方および長野県で8月16日から8月17日にかけての大雨・強風の影響について注意喚起。JR東日本は8月14日午前11時45分現在、8月16日から17日にかけて東日本の一部エリアで、台風の大雨の影響を受ける線区では運転を取りやめる可能性があるとし、外出の際には気象情報や最新の運行情報を確認するよう呼び掛けている。