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【大学受験2025】モビリティ専門職大、募集停止へ

 電動モビリティシステム専門職大学(山形県西置賜郡)は2024年10月21日、来年度(2025年度)学生の募集を停止したことをWebサイトで発表した。高校生などの志願状況が芳しくなかったことがおもな要因。開学以来、学生の獲得に苦戦していた。

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  • 学生募集停止にあたってのメッセージ

 電動モビリティシステム専門職大学(山形県西置賜郡)は2024年10月21日、来年度(2025年度)学生の募集を停止したことをWebサイトで発表した。高校生などの志願状況が芳しくなかったことがおもな要因。開学以来、学生の獲得に苦戦していた。

 電動モビリティシステム専門職大学は2023年に開学。電気自動車と自動運転について、集中して学び、研究する。1年次から研究室に入り、教室で学んだことを実験・実習で身に付け、4年間を通して創造力・研究能力を養う。卒業すれば、学士(専門職)の資格が与えられる。

 しかし、開学以来2023年度、2024年度ともに入学試験の志願状況が芳しくなく、学生確保に苦戦していた。大学長の清水浩氏は、募集停止の理由について「志願者を集めることができなかったことが1番の要因。広報活動の至らなさから、本学の認知度が全国の高校へ浸透しきれなかった」と説明。理事会では、経営改善案や他法人への承継などについて模索したが、有効な解決策が見いだせず、理事長が最終判断したという。

 現在在籍中の学生への教育については、これまでと同様に継続される。学生全員が卒業するまで、個々のニーズに対応した教育を行い、希望する進路先へ就職できるようサポートしていくという。

 在校生と保護者には、すでに説明会を実施。各高校など関係機関には、Webサイトでの発表と同日に文書を発送して説明した。

《木村 薫》

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