大東建託（東京都港区）は2025年3月12日、首都圏の117沿線に居住する人を対象に実施した沿線ランキング「いい部屋ネット 街の住みここち沿線ランキング2024＜首都圏版＞」の結果を発表した。6回目となる今回のランキングでは、東急目黒線（不動前～多摩川）が2年連続で1位を獲得した。
「いい部屋ネット 街の住みここち沿線ランキング2024＜首都圏版＞」は、首都圏の117沿線に居住する21万4,541名を対象に実施。2020年～2024年の5年分の回答を累積し、回答者数50名以上の沿線を集計してランキングにした。山手線、山手線内側の地下鉄、および中央区・千代田区・港区所在の一部路線は対象外とされている。偏差値は、評点の平均値が50になるように正規化され、数値が平均値からどの程度隔たっているかを示す指標として用いられた。
今回のランキングで1位に輝いたのは「東急目黒線（不動前～多摩川）」で、2年連続でのトップとなった。続く2位には「東急東横線（代官山～多摩川）」がランクインし、こちらも2年連続となっている。3位には3年連続の「東急大井町線（大井町～二子玉川）」、4位に「東急世田谷線（三軒茶屋～下高井戸）」と、トップ4の沿線はすべて東急線が占めており、いずれも偏差値70台の高評価を得ている。また、トップ10のうち5つが東急線という結果になった。
上位にランクインした沿線は、交通利便性、行政サービス、親しみやすさ、賑わい因子の評価が高かった。特に、総合1位・2位の「東急目黒線（不動前～多摩川）」「東急東横線（代官山～多摩川）」は「親しみやすさ」因子の評価が極めて高く、偏差値70以上となっている。また、トップ10では「賑わい因子」の評価が高く、すべての沿線で偏差値が60以上で、特に総合5位の「みなとみらい線（横浜～元町・中華街）」では偏差値80台の高評価だった。
そのほか、トップ10のうち9沿線が「交通利便性」「行政サービス」「親しみやすさ」の3因子で偏差値60以上となっており、これら「交通利便性」「行政サービス」「親しみやすさ」「賑わい」の4因子が、住みここちの良い沿線として評価される傾向にあるようだ。
「街の住みここち沿線ランキング2024＜首都圏版＞」のトップ10は以下のとおり。詳細は大東建託「いい部屋ネット」のWebサイトで確認できる。
◆街の住みここち沿線ランキング2024＜首都圏版＞
1位：東急目黒線（不動前～多摩川）
2位：東急東横線（代官山～多摩川）
3位：東急大井町線（大井町～二子玉川）
4位：東急世田谷線（三軒茶屋～下高井戸）
5位：みなとみらい線（横浜～元町・中華街）
6位：東急田園都市線（池尻大橋～二子玉川）
7位：ブルーライン（あざみ野～北新横浜）
8位：東京メトロ半蔵門線（清澄白河～押上）
9位：JR中央線（中野～武蔵境）
10位：京王井の頭線（神泉～吉祥寺）
