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【大学受験2027】青山学院大「統計データサイエンス学環(仮称)」設置へ

 青山学院大学は2025年10月9日、青山キャンパス初の理系学士課程となる「統計データサイエンス学環(仮称)」を設置構想中であることを明らかにした。入学定員は60名で、学部の枠を越えた「学部等連係課程」として設置予定。

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青山キャンパスに初の理系学士課程「統計データサイエンス学環(仮称)」設置構想中
  • 青山キャンパスに初の理系学士課程「統計データサイエンス学環(仮称)」設置構想中
  • 「統計データサイエンス学環(仮称)」概要

 青山学院大学は2025年10月9日、青山キャンパス初の理系学士課程となる「統計データサイエンス学環(仮称)」を設置構想中であることを明らかにした。入学定員は60名で、学部の枠を越えた「学部等連係課程」として設置予定。

 変化の激しい予測困難な現代社会の中で、未来を予測し、課題を解決するためには、統計的な思考やビッグデータの分析スキル、AIの活用、多様な応用領域への理解が不可欠となっている。

 新設予定の「統計データサイエンス学環(仮称)」は、同大が初めて青山キャンパスに設置する理系の学士課程で、学部の枠を越えた「学部等連係課程」として構想。連係協力学部は、既存の教育人間科学部、経済学部、法学部、経営学部、理工学部の5学部。数理や情報技術にとどまらない広い学問的視座を得ることができる新しい教育プログラムとして、多くのIT企業が集まるBIT VALLEY渋谷と青山キャンパスを拠点として展開する。

 学環は、これまでの学部の枠を越え、さまざまな学問を環状につなぎ、分野を横断した教育・研究を行う新しいスタイル。「統計データサイエンス学環(仮称)」では、データサイエンスについての高度専門教育を軸に、「データ分析に欠かせない統計理論の修得」「実社会の課題に即応できる実践力の養成」「5学部と連係した横断的な教育の展開」「統計データサイエンス研究教育センター(仮)の設置」といった学環ならではの先進的な学びを展開する予定。

 卒業後の進路は、情報・通信分野、コンサルティング・マーケティング分野、金融・証券分野、製造・建設分野、教育・公共分野、大学院進学・研究者など、データが集積するあらゆる分野を想定している。

 青山学院大学は現在、渋谷・青山エリアに立地する青山キャンパスに人文科学系・社会科学系の7学部17学科、相模原キャンパスに理工学部、社会情報学部、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部の4学部7学科を設置。2027年4月からは、既存の11学部に加え、1つの学環を擁する総合大学へと進化させる。「統計データサイエンス学環(仮称)」の2027年度入学定員は、60名(収容定員240名)を予定。現在、設置構想中のため、内容は変更になる場合もあるとしている。

◆統計データサイエンス学環(仮称)
設置時期:2027年4月(設置構想中)
学位:学士(データサイエンス)
入学定員:60名(収容定員240名)
所属キャンパス:青山キャンパス(東京都渋谷区渋谷4-4-25)

【アドミッション・ポリシー】
知能・技能
専門分野を学ぶうえで必要な数学、理科、外国語などについて内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有し、特に数学についての基礎学力を有している。
思考力・判断力・表現力
高等学校卒業相当のレベルで、課題に対して多面的かつ論理的に考察することができ、自分の認識や疑問を、他者にわかりやすく表現して伝えることができる。
意欲・関心・態度
数理・データサイエンス・AIといった専門分野に興味があり、身に付けた専門知識や専門スキルを活用して社会に貢献しようとする意欲がある。

《川端珠紀》

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