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【大学受験】文系 or 理系の2択じゃない、複雑な現代の学部選び

 現代の大学では文系・理系の枠を超えた学部が増えている。社会のグローバル化・デジタル化に伴い、文理融合型の学部が新設され、複数分野の知識を必要とする人材が求められている。

教育・受験 高校生
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 現在多くの高校の普通科では、2年次ごろに文系理系のコース選択する。英語、国語が得意だから文系学部、数学、物理が得意だから理系学部、のように一般教科の得意不得意で決めることが一般的だろう。

 追手門学院大学客員教授、教育ジャーナリストとして現在、大学入試に関する記事を大手メディア中心に執筆しつつ、毎年、全国300塾の関係者を取材し、入試に関する「独自データ」を集め続けている西田浩史氏は、「現代の大学には文系・理系の枠組みを超えた学部が増えている」と語る。

 本記事では、一歩踏み込んだ学部・学科の選び方についてを、西田氏の著書『総合型選抜は何を評価するのか ~いますぐ知っておきたい新しい大学入試のリアル』から紹介する。(本記事は、西田浩史の著書『総合型選抜は何を評価するのか いますぐ知っておきたい新しい大学入試のリアル』(かんき出版)の一部を抜粋・改編し掲載している)

文系か理系か? それとも文理融合か? 境界を超えた学部選び

 現在多くの普通高校では、2年次ごろに文系理系のコース選択をします。それに合わせて、学部・学科を選ぶときも、文系、理系学部と2分割していました。2分割した上で、英語、国語が得意だから文系学部、数学、物理が得意だから理系学部、のように一般教科の得意不得意で決めることが一般的でしょう。

 たしかに、法学部、文学部、経済学部、工学部など、伝統的な学部は、文系・理系の区分がはっきりしていますし、何を学ぶかイメージしやすいと言えます。

 しかし、現代の大学には文系・理系の枠組みを超えた学部が増えていることをご存じでしょうか? 社会のグローバル化・デジタル化に伴い、幅広い視野を持つ人材が求められるようになり、文理融合型の学部が各大学で新設される動きがこの数年で活発になっています。

 たとえば、九州大学の共創学部や新潟大学の創生学部、宮崎大学の地域資源創成学部など、文系理系の枠を超えて社会課題の解決に取り組む人材を育てるための学部が次々と誕生しています。

 九州大学共創学部ではデータサイエンスやデザイン思考といった科目と、人文社会系・生命科学系の科目を横断的に学び、英語で討論・発表するカリキュラムも組まれています。文系科目だけ、理系科目だけに偏らず両方を必修にしているのが特徴で、「異なる観点の融合によって新たな価値を創造する力」を育成することをめざしています。

 自分の興味関心が複数の分野にまたがっている人こそ、こうした文理融合・学際系の学部で力を発揮できる可能性があります。つまり、学部・学科を選ぶ際に「自分は文系型だから理系は無理」「理系に進んだから人文社会学のテーマは扱えない」など、固定観念にとらわれる必要はありません。もっと言うなら、それにとらわれていると選択肢が狭まる危険性すらあるのです。

 もちろん、法、経済、経営、文、教育、理、工といった伝統的な学部に進むのもありです。この場合、これらの学部が「看板学部」になっている大学もチェックしましょう。


《編集部》

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