SMBCコンサルティングは11月25日、「2010年のヒット商品番付」を発表した。同社によれば話題の商品・イベントは多かったものの、大ヒットと呼ぶにふさわしい「横綱」は不在の1年であったという。 その中でもトップの東の大関に選ばれたのは「スマートフォン」。ソフトバンクのiPhoneをはじめ、NTTドコモ、auも新機種を投入し、PCの機能をケータイとして持ち歩くスタイルが広がりつつある。 西の大関には「食べるラー油」がランクイン。風味豊かなさまざまな具材を加えることで「調味料」から「食品」へと変化を遂げ、家庭用ラー油市場は前年比で6倍にも拡大したという。 家事製品では「コンパクト液体洗剤」が、西の前頭3枚目と健闘。洗浄力に優れ、節水や節電につながることから販売を拡大し、粉末洗剤と市場シェアを逆転するに至ったという。 また同じくエコの視点から売り上げを伸ばした「LED電球」が、西の前頭2枚目に。今年に入って低価格化が進んだことで半年で600万個を売り上げたという。 なお、三賞には、殊勲賞「猛暑特需 ガリガリ君」(東・小結)、敢闘賞「ゲゲゲの女房」(西・関脇)、技能賞「はやぶさ」(東・前頭4)が、それぞれ選ばれている。