厚生労働省は1月14日、2011年第1週(1月3日〜9日)のインフルエンザ流行レベルマップを更新した。 今シーズンは2010年の第42週以来増加傾向にあり、今年第1週の定点当たりの報告数は5.06(患者報告数24,841)と、前週の2.30(患者報告数10,851)から倍以上の増加となった。 都道府県別では、沖縄県(25.90)、福岡県(11.53)、佐賀県(11.41)、長崎県(9.29)、宮城県(9.15)、鹿児島県(7.41)、宮崎県(7.25)、千葉県(6.60)の順となっており、北海道以外のすべての都府県で増加した。 警報レベルを超えている保健所地域は4箇所(北海道1、福岡県1、沖縄県2)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は35箇所と、ともに増加している。 なお、この5週間のインフルエンザウイルス検出報告件数は、AH1pdm(新型インフルエンザ)が最多であり、次いでAH3亜型(A香港型)、B型の順となっている。今シーズンは2010年第36週以降はA香港型が多く検出されていたが、第49週以降は新型インフルエンザの検出数が上回っているという。