中3生の高校選び「将来の夢や目標につながること」が61.4%…ベネッセ調べ

 ベネッセコーポレーションは3月3日、同社の通信教育講座「進研ゼミ中学講座」が運営するWebサイト「押忍!3つのルールで合格部」が行った「イマドキの志望校選択に関する意識調査」の結果を発表した。

教育・受験 受験
志望校選択は、どのようにあるべきだと思いますか
  • 志望校選択は、どのようにあるべきだと思いますか
  • いま取り組んでいる受験勉強の目標は、何だとかんがえていますか
  • 志望校の評判を、インターネットや携帯サイトなどで見たことがありますか
  • インターネットや携帯サイトで見たその評判は、志望校選択に影響しましたか
  • 志望校選択について、もっとも重要度が高いものを選んでください(複数回答)
  • 公立高校の授業料が無償化されました。お子様の志望校選択に影響はありましたか
 ベネッセコーポレーションは3月3日、同社の通信教育講座「進研ゼミ中学講座」が運営するWebサイト「押忍!3つのルールで合格部」が行った「イマドキの志望校選択に関する意識調査」の結果を発表した。

 「押忍!3つのルールで合格部」では、志望校合格を目指す中学生が集い、定期テストや受験に向けた勉強法、応援メッセージの交換を行っている。このWebサイトでの企画の一環として、1月に全国の高校受験直前の中学3年生412名(男子206人、女子206人)とその保護者を対象に、高校受験の志望校選択に関するインターネット調査を実施した。

 中学生に対して、志望校選択はどのようにあるべきだと思いますかという質問では、「将来の夢や目標につながることを重視すべき」が61.4%、「高校3年間の楽しさ・充実度を重視すべき」が27.9%となった。また、いま取り組んでいる受験勉強の目標は何だと考えていますかという質問に対しては、「高校に合格すること」が59.0%、「仕事で活躍すること」が24.5%、「大学に合格すること」が13.6%となった。

 保護者・中学生に対して、志望校の評判をインターネットや携帯サイトなどで見たことがありますかと聞いたところ「ある」と答えたのは、保護者が62.9%、中学生は52.2%だった。その評判は志望校選択の際に影響しましたかという問いでは、「影響はない」と答えた保護者が73.4%、同じく中学生は69.3%だった。評判を見て志望校を変更したのは、保護者・中学生ともに5.0%程度だった。

 志望校選択について、重要度が高いものを中学生に上位3つを選んでもらったところ、「偏差値」が23.3%、「学校の雰囲気」が20.1%、「特色あるカリキュラムや独自の授業内容」が18.9%、「大学などへの進学実績」が16.0%となった。その他に「通学時間」「学費」「学校の知名度」などを挙げたのが3〜4%だった。

 保護者に対して、公立高校の授業料の無償化が子どもの志望校選択に影響したかを聞いたところ、「影響なし」と答えたのが57.1%、「無償化されたため公立高校を志望した」が33.7%、「志望校は異なるが、できれば無償化された公立へ行ってほしい」が9.2%という結果になった。
《前田 有香》

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