立命館、女性の“安心缶”を被災地へ

 立命館大学の歴史都市防災研究センターは3月23日、緊急援助物資として「防災缶 i BOUSAI(あいぼう)」の「美」の防災缶を被災地へ届けると発表した。

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立命館歴史都市防災研究センター
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 立命館大学の歴史都市防災研究センターは3月23日、緊急援助物資として「防災缶 i BOUSAI(あいぼう)」の「美」の防災缶を被災地へ届けると発表した。

 同センターでは、大規模災害時の被災者のストレスケアを目的として、全国に256万台以上あるとされる飲料水自動販売機に搭載可能な「防災缶 i BOUSAI(あいぼう)」の開発を高知大学の研究チームと共同で行ってきた。防災缶のコンセプトは「美」「看」「帰」「夜」の4種類。

 東北地方太平洋沖地震の発生を受け、緊急援助物資として「防災缶 i BOUSAI(あいぼう)」の4つのコンセプトのうち、「美」の防災缶を被災地へ届けることを決定したという。

 「美」の防災缶のコンセプトは、女性の安心缶。避難生活の中で、少しでも心の負担を軽減することが、親子関係や共同生活の智恵などにおいて余裕をもたらすとし、メンタルケアを必要とする被災者で特に女性、子どもの支援につながることを願っているという。「美」にはエッセンシャルオイルやLEDライトなどが入っており、女性が自分らしくいることを支援するという。

 また、同センターでは、防災缶の中に入れる援助物資の提供をしてくれる企業・団体などを募っている。援助物資はドライシャンプー、リップクリーム、エッセンシャルオイル、ハンカチなどで、原則として防災缶(直径66mm×高さ94mm)に入るサイズで最低100個以上としている。
《前田 有香》

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