「希学園の6年生の男子です。授業のレベルが上がることや日曜日の志望校別特訓で家庭学習の時間がとりにくくなることについては、以前から覚悟してはいたのですが、やはり5年生の時と比べて比べ物にならないほどハードです。宿題に復習テストの直しをしなければいけないこともあり、テスト直し、宿題とも書いているだけという感じがしてなりません。それでも5年生の時よりも時間がかかっているために寝不足気味になっています。夏休みは受験の天王山と聞いていますが、本当に宿題をやり遂げて力をつけ、夏を乗り切れるのか母親としては、とても不安です。」に回答します。 夏休みの塾のスケジュールは、6年生ともなればどの塾も大変なものですが、希学園の夏期スケジュールは、その中でも1、2を争うハードなものですね。お母様が心配なさるお気持ちはとても良く分かります。 夏の講習会時期を成功に導くためには、事前に目標と計画を立て、その達成のために必要な具体的な行動を決めておくことが重要です。 まずは、【夏の1週間スケジュール】を正確に把握して下さい。宿題の量については、テキストが配られないとはっきりとしたことが分かりません。そこで、夏期講習の日程表が配られたら、【塾で宿題をする時間数】、【家庭で学習をする時間数】を割り出しましょう。 夏休み中は、夜や日曜日の授業(ベーシック、最高レベル演習や基礎レベル演習などの特別講座、後期志望校別特訓)に加え、夏期講習が週4日あります。自分で自由に使える時間はコマ切れになりますので、どこで何をしたいかを計画しておきましょう。 希学園の場合、夏期講習の間だけ、平日の授業の実施時間帯や曜日が変更になることもあります。この点も見落とさないようにしましょう。 家庭学習の時間数などが一通り予測できましたら、次の2点を決めていきます。(1)各講座、科目について何%程度の宿題を仕上げることを目標にするのか(2)どの講座、科目から優先的に取組むか 希学園のスケジュールは非常にハードです。すべての宿題を完全にやり切ろうと思う必要はありません。夏休みを追えた時点での、あって欲しい状態と現在のお子様の状況とを見比べ、どの宿題をどこまで仕上げるかを計画して夏に臨まれることがポイントです。