文科省、H22学校図書館の現状調査…蔵書数は小・中で増も高校は減

 文部科学省は6月1日、平成22年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果について発表した。

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司書教諭の発令状況
  • 司書教諭の発令状況
  • 平成22年度の司書教諭の発令状況等(平成22年5月1日現在)
  • 学校図書館担当職員の状況(平成22年5月1日現在)
  • 学校図書館における物的整備の状況(公立学校における状況)
  • 読書活動の状況(平成22年5月現在における公立学校における状況)
 文部科学省は6月1日、平成22年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果について発表した。

 同省では、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校および中等教育学校を対象に、学校図書館への司書教諭等の配置状況や図書の整備状況、読書活動の状況等を調査しており、平成20年度調査以降は隔年で実施している。

 調査結果の概要によると、司書教諭を必ず置くこととされている12学級以上の学校での発令状況(平成22年5月1日現在)は、小・中学校では若干の増加または前回と同値だったが、高等学校では若干減少しているという。

 蔵書冊数は小・中学校では増加しているが、高等学校では減少している。また、学校図書館図書標準を達成している学校の割合は小・中学校でそれぞれ増加してはいるものの、その割合は未だ低い状況だとしている。

 読書活動の状況については、多くの小・中学校において全校一斉の読書活動等が行われるなど、概ね取組が進んでいるとしている。
《前田 有香》

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