親・祖父母の約9割が「今の子どものほうが心身ともに健康」

 かんぽ生命は、社会貢献活動の一環として実施した「2011年 子どものからだづくり・健康」に関する調査の結果を公開している。

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どんな子どもになってほしいか
  • どんな子どもになってほしいか
  • 心・からだの健康の比較
  • からだを動かす遊び
  • 夏休みのレジャー予算
 かんぽ生命は、社会貢献活動の一環として実施した「2011年 子どものからだづくり・健康」に関する調査の結果を公開している。

 同調査は、小中学生の遊びを通じたからだづくり・健康等について、全国1,860人の小中学生の親世代(30~44歳)と208人の小中学生の孫をもつ祖父母世代(55~74歳)、計2,068人にインターネット調査を実施。調査時期は6月。

 親世代にどのような子どもになってほしいと思っているかを聞いたところ、「思いやりのある子ども(55.0%)」がもっとも多く、次いで「からだの丈夫な子ども(47.8%)」、「心の強い子ども(42.8%)」となった。一方、「勉強のできる子ども」を強く望む親は13.5%と少ない結果になった。

 親世代と祖父母世代に、自分自身が今の自分の子ども(孫)の年齢のときと比較して、自分の子ども(孫)が心身ともに健康と思うかどうかを聞いたところ、心の健康については親世代で87.7%、祖父母世代で89.9%、からだの健康については親世代の89.1%、祖父母世代89.0%で「自分の子ども時代よりも、今の子どもが健康」と回答した。

 子ども、親、祖父母の各世代でからだを動かすを比較すると、「かけっこ」「鬼ごっこ」「かくれんぼ」などの昔ながらの遊びは、祖父母、親、子の順に減少。また、「木登り」「山登りなどの探検」など、自然を取り入れた遊びも同様に減少している。一方、「サッカー」は祖父母世代ではわずか1.9%だったが、親世代で13.8%、子ども世代で21.7%となっている。それに対し、「野球・キャッチボール」は親世代では33.4%だが、子ども世代では14.0%と減少傾向となっている。

 子どもたちが今年の夏にしたい遊びトップ5は、「花火」「プール」「旅行(帰省も含む)」「お祭り」「レジャー施設に行く」となり、親世代が子ども時代に9位だった「レジャー施設」が5位に上昇している。また、子ども世代に対する自由回答で特徴的なものとして、男子は「キッザニア(小2)」「ベイブレード(小2)」「ゲーム・Wii(中2)」など現代の子どもらしい回答が寄せられた。また女子は「デコる(小2)」「フリマ出店(小4)」「ネット(中3)」などが挙げられた。

 親世代に、今年の夏休みのレジャー予算を聞いてみたところ、一人当たり平均20,270円という結果になった。また、昨年と比較して「昨年とほぼ同じ」が51.5%。「昨年より増やす予定」と答えた人は、予算の2〜5割増が6.5%、5割以上の人を含めても10%に満たなかった。「今年はレジャーに行かない」と答えた人は24.0%で、夏休みのレジャーに対する意識は消極的な様子がうかがえる。
《前田 有香》

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