文部科学省では「子どもたちの未来をはぐくむ家庭教育」ブックレットを作成し、ホームページに公開している。 子育てや家庭教育を支える地域環境が大きく変化する中、同省ではすべての親が安心して子育てや家庭教育を行うことができるようさまざまな取組を行っているという。 公開された「子どもたちの未来をはぐくむ家庭教育」ブックレットでは、昨今の家庭教育をとりまく状況についてデータ等を用いて紹介するとともに、文部科学省における家庭教育支援の取組や全国各地の効果的な取組事例等を掲載している。 青森県教育委員会の取組事例では、子育て支援者を中心に、保育士や養護教諭等の参画も得て「家庭教育支援チーム」を設置し、公民館等を拠点に、家庭や学校、企業等に積極的に出向く支援を紹介。 宮城県亘理町の事例では、子育てサポーター「らびっと」と家庭教育支援チーム「ぶらんこ」を組織し、子育て中の思いを共感しあえる仲間を作ったり、情報交換やリフレッシュできる子育てサロン「ピープル・ツリー」の開設等について紹介している。 このほか、山形県村山市、福島県喜多方市、新潟県魚沼市、岐阜県、大阪府泉大津市、和歌山県湯浅町、長崎県の取組紹介や家庭教育支援の取組を活かした文部科学省の被災地支援の取組についても触れている。さらに今年度は、各地域からの被災地への応援メッセージ等についても掲載している。 また、文部科学省と日本PTA全国協議会が募集していた「親子で話そう!家族のきずな・我が家のルール三行詩」の平成22年度受賞作品も紹介されている。