文部科学省は12月9日、平成24年度全国学力・学習状況調査について各都道府県や指定都市の教育委員会などに通知し、実施要領をホームページに公開した。 全国学力・学習状況調査は、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証・改善のために実施するもの。平成19年度から毎年、小学6年生と中学3年生を対象に実施していたが、今年度は東日本大震災の影響を受け実施は見送られた。 調査対象は、文科省が抽出した国・公・私立の小・中学校の対象学年の全児童生徒。対象校以外の学校でも、学校の設置管理者の希望により同一の問題の提供を受けて調査を利用することが可能だが、採点などはそれぞれの学校で行い、その結果も全国の抽出調査の集計には反映されないという。 調査日は、平成24年4月17日火曜日となり、小学校では国語・算数・理科、中学校では国語・数学・理科の3教科で実施される。それぞれの「知識」と「活用」に関する問題が出題されるという。