18歳未満の約8割が「幸せ」…全国家庭児童調査

生活・健康 その他

一週間のうち、家族そろって一緒に食事(朝食・夕食)をする日数(平成21年)
  • 一週間のうち、家族そろって一緒に食事(朝食・夕食)をする日数(平成21年)
  • 子育てに関する事業等の利用状況
  • 1か月間にかかる養育費の状況(平成21年11月の1か月)
  • 終業後のクラブ活動・塾等の状況の構成割合
  • 現在持っている不安や悩みの構成割合(複数回答)
  • 現在持っている不安や悩みの相談相手の構成割合(不安や悩みのある場合、3つまでの複数回答)
  • 父母のしつけについてどう思っているかの構成割合
  • 大切なことと思うことの構成割合(3つまでの複数回答)
 厚生労働省は12月22日、「平成21年度 全国家庭児童調査結果の概要」についてホームページで公開した。

 同調査は、全国の家庭にいる児童とその世帯の状況を把握し、児童福祉行政推進のための基礎資料を得ることを目的として、年周期で実施しているもの。全国の18歳未満の児童(平成21年12月1日現在)のいる世帯のうち、平成21年国民生活基礎調査の対象となった調査単位区から無作為に抽出した360単位区内の18歳未満の児童のいる世帯とその世帯の小学校5年生から18歳未満までの児童を対象としている。集計客体数は、保護者用調査は1,369世帯、児童用調査は1,098人。父母および保護者の状況、18歳未満の子どもたちの状況について、調査員があらかじめ配布した調査票に世帯が自ら記入し、調査員が回収する留置自計方式により実施。

 世帯の状況について、一週間のうち、家族そろって朝食を食べる日数は、「ほとんどない」が32.0%(前回30.6%)ともっとも多く、次いで「毎日」が25.8%(前回26.3%)、「2~3日」が21.4%(前回21.7%)。また、一週間のうち、家族そろって一緒に夕食を食べる日数は、「2~3日」が36.2%(前回36.3%)ともっとも多く、次いで、「毎日」が26.2%(前回25.9%)、「4日以上」が18.6%(前回19.1%)となっており、夕食のほうが家族そろって一緒に食べる日数の割合が多くなっている。

 子育てに関する事業等の利用状況をみると、「地域にある」ものは、「放課後児童クラブ」が63.0%でもっとも多く、次いで「つどいの広場や子育て支援センターなど」54.0%、「子ども会育成会」35.9%となっている。「地域にない」ものは、「病児・病後児保育事業」12.3%がもっとも多く、次いで「子育てNPO」10.2%となっている。「利用したことがある」ものでもっとも多いのは、「つどいの広場や子育て支援センターなど」で25.3%、次いで「こども会育成会」22.8%。「利用したことがない」ものでもっとも多いのは、「放課後児童クラブ」で42.4%、次いで「つどいの広場や子育て支援センターなど」で25.9%となっている。

 1か月間にかかる養育費の状況についてみると(平成21年11月の1か月)、「2万円未満」が42.4%(前回49.5%)ともっとも多く、以下「2万円~4万円未満」35.1%(前回30.7%)、「4万円~6万円未満」12.3%(前回11.8%)となっている。学年別にみると「未就学」43.6%、「小学校1~3年」55.5%、「小学校4~6年」55.4%、で「2万円未満」が多く、「中学生」と「高校生等」では、「2万円~4万円未満」がそれぞれ37.2%と38.2%ともっとも多くなっている。

 次に、18歳未満の子どもたちの状況について、終業後に「クラブ活動をしている」構成割合を学年別にみると、「小学校1~3年生」では23.9%、「小学校4~6年生」では42.3%、「中学校」70.7%、「高校等」61.7%となっている。また、終業後に「塾等」へ「行っている」構成割合をみると、「小学校1~3年生」では44.0%、「小学校4~6年生」53.6%、「中学生」56.8%、「高校生等」24.4%となっている。

 現在持っている不安や悩みの状況をみると、何らかの不安や悩みを抱えている児童は、79.6%(前回67.4%)となっており、「不安や悩みがある」と答えた人の不安や悩みの内容をみると、「自分の勉強や進路について」が63.2%(前回74.3%)ともっとも多く、次いで「自分の顔や体形について」32.4%(前回42.9%)、「自分の性格や癖について」31.7%(前回41.8%)となっている。また、学年別にみると、学年が高くなるにつれて不安や悩みを持つ割合が多くなっているが、特に「自分の勉強や進路について」は、「中学生」では68.4%、「高校生等」では75.5%ともっとも多くなっている。

 現在持っている不安や悩みの相談相手をみると、「親に相談する」が30.2%(前回26.0%)ともっとも多く、次いで「友達に相談する」21.6%(前回24.5%)、「自分でよく考えて解決に向けて努力する」17.0%(前回18.5%)となっており、「親に相談する」では、「自分の健康について」40.4%がもっとも多く、次いで「いじめについて」が34.9%、「自分の勉強や進路について」が34.3%となっている。

 父母のしつけについてどう思っているかの状況をみると、父では「どちらともいえない」が26.3%(前回26.2%)ともっとも多く、次いで「やや厳しいと思う」が23.2%(前回21.8%)、「わからない」が15.4%(前回16.9%)となっている。また、母では「やや厳しいと思う」が28.3%(前回31.6%)ともっとも多く、次いで「どちらともいえない」が27.0%(前回25.6%)、「やや甘いと思う」が14.8%(前回14.8%)となっている。

 大切なことと思うことの状況をみると、「健康であること」が61.3%(前回60.6%)ともっとも多く、次いで「友達がたくさんいること」58.1%(前回59.8%)、「将来に夢を持っていること」44.6%(前回48.1%)となっている。性別でみると、男子では「健康であること」が58.7%ともっとも多く、次いで「友達がたくさんいること」が58.2%となっており、女子でも、「健康であること」が64.2%ともっとも多く、次いで「友達がたくさんいること」が58.0%となっている。また、学年別にみても、「友達がたくさんいること」、「健康であること」が同様に多くなっている。

 今、幸せだと思うかどうかの状況をみると、「とても幸せだと思う」が44.5%(前回37.8%)ともっとも多くなっており、「やや幸せだと思う」の32.7%(前回34.4%)と合計すると、約8割が幸せであると感じている。性別でみると、「とても幸せだと思う」は男子が44.7%と女子44.3%とほぼ同じ割合となっている。
《前田 有香》

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