eラーニング教材「すらら」の導入塾が300超え

 すららネットは1月12日、同社の提供するeラーニング対話型アニメーション教材「すらら」を導入する学習塾が昨年末までに300を超えたと発表した。同社では、塾業界での生き残りをかけた差別化が背景にあると分析している。

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 すららネットは1月12日、同社の提供するeラーニング対話型アニメーション教材「すらら」を導入する学習塾が昨年末までに300を超えたと発表した。

 「すらら」は、インターネットを通じてパソコンで学ぶことができるeラーニング教材。従来のeラーニングに見られる動画配信型、問題集型、ゲーム型の3つのタイプそれぞれ長所を組み合わせた次世代型教育システムとなっている。

 小学5年生〜高校3年生までの学習指導要領に準拠した英語・数学・国語の3教科に対応し、アニメーションによるレクチャー(授業)と、ドリルによる演習で「理解」と「定着」をはかるという。また、理解度に応じてカスタマイズされた問題を出題することができるほか、わからない理由を探る「弱点自動判別システム」により、苦手克服のためドリルも出題される仕組みとなっている。

 2008年8月から提供を開始した「すらら」は、昨年中に新たに68の学習塾が導入し、2011年12月末時点で、フランチャイズ展開をしている学習塾の一部や個人経営の学習塾など251社313塾が導入。対前年比128%の伸びを達成した理由として同社では、塾業界での生き残りのための他塾との差別化を図る目的が導入につながっていると分析。「すらら」を用いることで、通い放題コースや自宅学習コースなどの開設も容易となるという。

 また、多くの塾が基礎学力が身についていない低学力生徒の対応に苦慮している中で、これらの生徒が理解し、継続することのできるeラーニングシステムとして「すらら」が適していることも理由の一つとして挙げられている。

 さらに、学習塾の新規開校にあたり、少人数の講師や未経験者でも運営でき、かつ、フランチャイズ式より開業資金を抑えられることが、独立開業者に受け入れられているとしている。

 同社では、今後もさらに導入塾は増加すると見込んでおり、教材やサポート体制の開発に注力していくとしている。
《田崎 恭子》

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