中3生の英作文、形式は理解しているがコミュニケーションでは不十分

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特定の課題に関する調査(英語:「書くこと」)結果のポイント
  • 特定の課題に関する調査(英語:「書くこと」)結果のポイント
  • 調査結果における主な課題と指導の改善事項
 国立教育政策研究所は1月31日、「特定の課題に関する調査(英語:書くこと)」の調査結果をホームページで公開した。

 同調査の対象は、全国の国公私立中学校から抽出した101校の第3学年(約3,000人)で、書くことの基本的な知識・技能と、まとまりのある文章を書くことに焦点を当てた調査を筆記テストで実施。調査期間は平成22年11月8日〜19日。

 「書くこと」の基本的な技能については、疑問文や否定文の文形式について理解している生徒の割合に比べ、コミュニケーションの中でそれらの文形式を正しく使うことができる生徒の割合がやや低いとしている。また、時間の経過や代名詞に着目して文と文とのつながりを考えることが十分身に付いているとはいえないとしている。

 平成15年の調査との比較から、「まとまりのある文章を書くこと」ができる生徒の割合は増加しており、4文以上書けた生徒の割合が増加し、逆に無回答の割合は減少しているという。しかし、文と文のつながりを工夫して展開することが十分身にできていないとしている。

 また、生徒に対しての質問紙調査では、「英語を学習すれば、好きな仕事につくことに役立つと思いますか」という質問に対して肯定的な回答をした生徒の割合が平成15年の調査と比較して約23ポイント増加して約7割となったという。

 今後の指導の改善方向として、「ペアやグループでメモや手紙の交換を行い、書かれた内容がどのように伝わっているのかを確かめさせる」等、実際に言語を使用して互いの考えを伝え合うことなどが挙げられている。また、生徒が思考・判断する場面を活動の中に取り入れるようにすることで定着を図っていくとしている。
《前田 有香》

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