東京都教育委員会は2月23日、同日行われた平成24年度の東京都立高等学校入学者選抜における学力検査の受検状況などについて発表した。 都立高校の一般入試学力検査(第一次募集・分割前期募集)は、全日制175校、定時制55校で実施された。全日制課程全体では、募集人員29,265人に対し44,773人が応募。当日の受験者数は42,013人で、受検倍率は1.44倍となった。 最終応募時の倍率が3.41倍ともっとも高かった日比谷・男子では、最終応募人員457人のうち受検したのは324人で、受検倍率は2.42倍となった。 同日行われた学力検査の共通問題については、教育委員会のホームページにおいて、問題・正答のほか、出題の意図を解説した基本方針が公開されている。 また、4教科目の社会の試験において、問題に掲載された年表に誤字があったと発表。東京都教育委員会では、解答に影響はないため、特に措置は行わないとしている。 第一次募集・分割前期募集の合格発表は2月29日に行われる。 なお都立高校では、この後、欠員補充のための第二次募集と分割後期募集が実施される。分割募集は、一般入試の募集人員をあらかじめ分割して前・後期に分けて行うもので、全日制で23校、定時10校で実施予定。第二次募集、分割後期募集ともに、願書受付が3月5日、学力検査が3月9日に行われる。