シャープ、手書き学習に特化したタブレット型学習端末「JL−T100」

 シャープは3月1日、10.1型ワイド液晶にタッチパネルを採用し、付属のペンで手書き入力ができるタブレット型学習端末「JL−T100」について発表した。3月下旬に発売予定。

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JL-T100
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 シャープは3月1日、10.1型ワイド液晶にタッチパネルを採用し、付属のペンで手書き入力ができるタブレット型学習端末「JL−T100」について発表した。3月下旬に発売予定。

 同製品は、本体サイズ278×180×14mm、約650gの横長のボディに外光の映り込みを抑えるノングレア液晶の10.1型ワイドタッチパネルを搭載したAndroidタブレットPC。書き込みには専用のスタイラスペンを使用し、紙と同じように画面に手を添えながら書いても、反応しにくいようになっている。また、付属のペンは丸みを帯びた三角形で持ちやすく、細かい文字をしっかり書き込むことができる。

 学習用途に特化した専用ツールを採用し、「ホームメニュー」、「教科書・ノート」、「動画・音声」の3つのモードを備えている。「ホームメニュー」では、いつも使う教材を簡単に表示することができるほか、壁紙やアイコンをカスタマイズしたり、生徒の使用を考慮した各種機能の制限も設定できる。

 「教科書・ノート」では、PDF、JPEG、PNG形式の画像ファイルを表示し、メモやマーカーなど記入したり紙の教科書とノートのような感覚で学習することが可能。教科書とノートはワンタッチで切り替えができるほか」「暗記モード」「しおり機能」も搭載する。また「動画・音声」では、MPEG-4(H264 AVC)、MP3、WAVのファイルに対応し、再生速度を4段階で切り替えることができ、リスニング学習が効果的に行えるという。

 その他、書いた文字をテキストに変換する「手書き文字認識機能」や、手書きに近い文字形で、書き取り学習の手本となる教科書体フォントを搭載する。

 さらに、シャープの業務用タッチディスプレイ「BIG PAD」と連携し、先生から配信された問題を生徒が端末で解答し、その解答を「BIG PAD」に表示させるなどの、恊働学習にも対応するという(別途アプリケーションの開発や、配信システムの構築が必要)。

 「JL−T100」は受注生産品となり、価格はオープンプライス。販売予想価格は4万円弱となる見込み。
《前田 有香》

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