国土地理院、今後の地震・災害に備えた企画展を無償公開中

 東日本大震災から1年が経過した。つくば市に拠点を置く国土地理院は、震災直後から災害対応活動を展開してきた。今回の企画展は、「地図と測量の科学館」で開催され、震災の発生から復興に関した同院の取り組みなどを展示している。

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企画展、東日本大震災から1年~今後の地震・災害に備えて~
  • 企画展、東日本大震災から1年~今後の地震・災害に備えて~
  • 地図と測量の科学館
 東日本大震災から1年が経過した。つくば市に拠点を置く国土地理院は、災害対策基本法に基づく指定行政機関として震災直後から災害対応活動を展開してきた。今回の企画展は、「地図と測量の科学館」で開催され、震災の発生から復興に関した同院の取り組みなどを展示している。

 国土交通省国土地理院は、地震発生直後に災害対策本部を設置し、被害状況把握のための地理空間情報整備や情報提供を主とする対応活動を行ってきた。また、被災地の復旧、復興に向けた計画基図や基盤地図情報の作成、新たな災害対策基準になる地理空間情報の活用推進事業なども行っている。

 3月3日から6月10日まで開催される企画展「東日本大震災から1年〜今後の地震・災害に備えて〜」では、国土地理院の震災発生から復旧・復興にかかる取り組みを中心に、過去の地震記録や日本の地震の特徴などを紹介。地震による地形の変遷と液状化に関する資料や、地震の発生確率情報、ハザードマップなどが展示されている。

 また、東日本大震災の地殻変動アニメーションコーナー、液状化の仕組みや地理空間情報に触れることのできる特設体験コーナーなども用意されている。「地図と測量の科学館」では、同企画展のほか、常設展や地図ギャラリーも公開されている。春休みを利用し、一度足を運んでみてはどうだろう。

◆東日本大震災から1年~今後の地震・災害に備えて~
開催日時:3月3日(土)~6月10日(日) 9:30~16:30
休館日:毎週月曜日(4月30日除く)、5月1日
会場:国土交通省国土地理院「地図と測量の科学館」
入場料:無料
《湯浅大資》

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