H24大卒生の就職内定率は80.5%、前年度より3.1pt上昇

 厚生労働省は3月16日、平成23年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」の結果および、「新規学校卒業予定者の厳しい就職環境を踏まえた就職支援」について発表した。就職内定率は、大学が80.5%(前年同期比3.1pt増)で、前年度より上昇している。

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大学、短期大学及び高等専門学校の状況
  • 大学、短期大学及び高等専門学校の状況
  • 大学 文理別就職内定率/地域別就職内定状況/専修学校の状況
  • 卒業前最後の集中支援2012の取組状況
  • 被災3県(岩手・宮城・福島)の状況
 厚生労働省は3月16日、平成23年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」の結果および、「新規学校卒業予定者の厳しい就職環境を踏まえた就職支援」について発表した。

 同省では文部科学省と共同で、平成24年3月に大学を卒業する学生の2月1日現在の就職状況などを取りまとめた。同調査は年4回(10月、12月、2月、4月)実施し、翌月に発表されている。調査対象は、全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校のうち、設置者や地域を考慮して抽出した112校(6,250人)。

 就職内定率は、大学が80.5%(前年同期比3.1pt増)で、前年度より上昇している。短期大学(女子のみ)は66.9%(同3.8pt増)、高等専門学校(男子のみ)は98.0%(同0.7pt増)、専修学校は77.5%(同8.0pt増)となっている。

 また、新規学校卒業予定者の厳しい就職環境を踏まえ、厚生労働省、文部科学省、経済産業省が連携して「卒業前最後の集中支援2012」に取り組んでいる。

 大学等とジョブサポーターとの連携による個別支援の徹底により、1月~2月末で未内定者約2万3千人(昨年同期は約1万8千人)が就職決定するなど着実に成果をあげているという。

 また、平成23年度「高校・中学新卒者の求人・求職・内定状況」の取りまとめによると、1月末現在の高校生の就職内定率は86.4%となり前年同期比で2.9pt増加している。

 被災3県の状況をみると、岩手県では就職内定率92.5%(前年同期比2.8pt増)、宮城県では88.1%(同17.2pt増)、福島県では88.7%(同7.8pt増)となっており、これら3県ではすべて上昇。宮城県の1月末時点の前年同期比の上昇幅は調査開始以来最大だという。
《前田 有香》

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