開発したのは英ラズベリーパイ財団。学校でコンピューターサイエンス教育の促進を意図しており、名刺サイズという小ささと約3,000円という安価が特徴だ。子どもたちが手軽にコーディングやプログラミングを学べるようデザインされている。
内容としては、USBやディスプレー用端子、SDカードスロットなど、従来のパソコンと同様に利用できるようデザインされている。また、インターネット、ワードプロセッシング、表計算、ゲームなどの一般的作業も可能だという。
同商品が2011年2月に初めて受注開始された際は、わずか数時間で完売した。当初は日本からの注文を受け付けておらず、その後の国内発売の状況が注目されていた。アールエスコンポーネンツによると、4月現在ですでに25万件(内日本では4,000件)の受注があり、現在は入荷待ちの状態が続いている。購入には、21.60ポンド(約2,800円)と別途送料4.95ポンド(約680円)が必要。本体用ケーブル、電源、キーボード、モニターなどの付属品はついていないが、必要な場合はアールエスコンポーネンツより別途購入可能。
現在は生産が追いついておらず、1人1台までと制限されている。生産の安定と日本語対応が実現すれば、国内の多くの教育機関で活用される可能性を秘める商品だ。