【EDIX】教育シーンにも3D映像が登場、理科や医学の複雑なテーマを立体的に

教育ICT ソフト・アプリ

デジタルソリューションの展示ブースと担当者
  • デジタルソリューションの展示ブースと担当者
  • iPad用、頭頸部筋骨格系解剖アプリ
  • Designmateの3D映像教材、「カエルのライフサイクル」
  • Designmateの3D映像教材、「カエルのライフサイクル」
  • Designmateの3D映像教材、「価数」
 5月16日から3日間行われた教育ITソリューションEXPO(EDIX)では、3D画像・映像を活用した教育コンテンツが紹介された。医学系教育に便利な3D解剖学アプリや、幼児から高校生までの理科教育において活用可能な3D動画コンテンツなどが注目を集めていた。

 2次元図面から飛行機や車などの3Dモデルの作成などを主に行ってきたデジタルソリューションが展示したのは、同社初のiPad専用CGアプリ。頭頸部と呼ばれる首から上の部分の筋骨格を詳細に再現した3Dモデルに、拡大、縮小、回転などの機能を加え、細部まで観察できるアプリだ。

 5月15日に発売されたばかりの同アプリは、実際の頭頸骨をCTスキャンで取り込み、広島大学大学院の教授監修のもと開発。半透明表示機能により、複雑に重なり合った部分を個別に表示することができ、筋と骨の位置関係をわかりやすく表示できることが特徴だという。

 教育関連のeコンテンツ制作を行うDesignmateは、3D映像を使った教育コンテンツを紹介。理科、生物学、物理学、数学などの概念を動画やグラフィックスで表現した教材を提供している。日本での商品化はまだだというが、国際的な評価は高く、World Summit賞、インド大統領賞など、多数の受賞歴があるという。

 同社の展示ブースでは、専用のメガネで3D動画が視聴でき、画面から飛び出す人体部分に来場者が驚きの声を上げていた。理科や生物学などの複雑なテーマを立体的に学ぶことは、生徒が楽しみを感じるだけでなく、子どもが教育内容を記憶する上でも有用だという。

 今までは、教科書の図面や教員の説明だけでは難しい部分を模型などで補ってきたが、3Dアプリや3D動画の登場で、新たな教育方法が提示された。導入例はまだないが、今後3D画像・映像がどのように教育現場で活用されていくのか興味深い。
《湯浅大資》

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