【中学受験2013】夏休みの過ごし方 10/10…何のために中学受験をするのか

 親御さんには、目先の合否だけに注目するのではなく、「中学受験は何のためにするのか」「中学受験の勉強は何のためにやっているか」をつねに考えてほしいと思います。

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【中学受験2013】夏休みの過ごし方 10/10…何のために中学受験をするのか
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 「塾のソムリエ」として活躍する、中学受験に詳しい西村則康氏に、受験勉強への取組みについて聞いた。

◆大学受験に不利になる勉強

 親御さんには、目先の合否だけに注目するのではなく、「中学受験は何のためにするのか」「中学受験の勉強は何のためにやっているか」をつねに考えてほしいと思います。たとえば、「より高度な勉強をさせたい」「大学受験に有利になる」でもいいでしょう。

 気をつけてほしいのは、やり方によってはむしろ大学受験に不利になる勉強をさせていないかということ。

 たとえば、国立の医学部に行かせたいという場合、センター試験で9割2分の点数を取らなければ合格できないと言われています。数学で9割2分を取ろうと思ったら、暗記の数学ではとうてい取れません。とすると、中学受験のときから、きちんと問題の本質を理解して、自分の頭で考えて答えが導き出せるような学習をしなければなりません。

 中学受験に合格するための裏ワザや暗記算数ばかりやっていては、どんどん大学合格から遠ざかるばかりです。

◆親は過去の成功体験を一度捨てる

 親御さんには正しい勉強を指導してほしい。そのためには、一度、親御さんたちの過去の成功体験は捨てたほうがいいかもしれません。客観的に見て、どうすればうちの子は楽しく勉強できるだろうと、楽しさを基軸に考えてもらうといい。

 親御さんたちの受験の記憶というと、たいてい大学受験の記憶だと思います。大学受験は中学受験とは手法が全然違うのです。

 また、大学受験のころには、知識をとにかく詰め込めば頭の中で自然につながるというふうに脳が発達しています。中学受験の段階ではまだそこまで脳が発達していません。だから、意識的に知識をつなげてあげないと記憶が定着しない。記憶が定着しないとアウトプットもうまくいかない。

 知識と知識をつないでいくのは、子どもの頭の中におきる快感、楽しさなのです。楽しい、なるほど、と思ったときに、ピッと知識と知識がつながる。そういうことをわかったうえで、お子さんへの声がけをしていただければよいと思います。
《石井栄子》

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