福岡と韓国の小学生が英語で交流…赤坂小学校の公開授業

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学校を訪れた韓国の「こども大使」
  • 学校を訪れた韓国の「こども大使」
  • ブースで自己紹介と挨拶を交わす
  • プレゼンテーションを楽しむ韓国の生徒
  • プレゼンテーションではパソコンも活用
  • 小石原焼と博多人形の紹介をしたブース
  • もつ鍋と博多ラーメンを紹介したブース
  • もつ鍋と博多ラーメンを紹介したブース
  • 韓国のことは、事前に調査
 福岡市立赤坂小学校では7月17日、アジア太平洋こども会議・イン福岡のため来日している韓国のこども大使を迎え、同校の5年生約50名が福岡の観光スポットやグルメなどを英語で紹介する授業が行われた。

 今回開催された公開授業は、「アジアの拠点都市」として発展を目指す福岡市の取り組みのひとつ。21世紀型スキルを備えたグローバル人材育成に注力することで、アジアに開かれた国際都市の形成に取り組んでいるという。

 その中で、2012年に新たに着手したのがインテル、パナソニックとの連携による学校教育プログラム「福岡キッズ グローバルメッセージプロジェクト」だ。福岡市の高島宗一郎市長より、世界に向け福岡をアピールする情報番組を作ってほしいという依頼を受け、小学生が主体的に活動し、1年を通して番組作成という課題を解決していく内容だ。

 番組制作の過程の中で、韓国のこども大使との交流体験を取り入れ、世界に向けた英語での情報発信能力や、コミュニケーションスキルを学ぶことを目的としたのが今回の公開授業だ。授業では、赤坂小学校の5年生約50名が、6つのブースに分かれ、ブースごとに福岡の観光地やグルメなどを英語で紹介。韓国より訪れていた6名の生徒は、1人ずつ各ブースを回り、福岡の良さを伝える福岡の生徒の説明に聞き入っていた。

 小学生が企画した各ブースでのプレゼンテーション内容は、ショッピング街の天神エリアや博多駅、承天寺や太宰府天満宮など歴史的な場所、運動会や学芸会などの学校行事、もつ鍋や博多ラーメンなどの食べ物、小石原焼や博多人形といった伝統工芸など。福岡に関する幅広い情報を英語で紹介していた。

 また、発表方法も、パソコンを使ったプレゼンテーションや、運動会の動画を取り入れるなど、ICTを活用した内容が多かった。何より、覚えた英語で、一生懸命伝えようという熱意が各ブースのプレゼンテーションから伝わった。また、「運動会と学芸会、どちらが楽しそう」など、ブースを訪れた生徒に質問することでコミュニケーションを図ろうとしたり、握手を交わしたりと、積極的な生徒が多かったのが印象的だ。

 英語を公用語として国外の人とコミュニケーションをとるのことは、グローバル社会ではすでに当たり前だが、小学校で経験する機会はなかなかない。小学生が自ら伝えたい福岡の魅力を考え、調査し、先生のサポートのもと英語化し、ICT機器を活用してプレゼンテーションをする。非常に難しい内容だが、韓国の小学生の前で福岡を英語で紹介できた達成感は大きいだろう。

 国際交流は19日まで行われ、20日には終業式が行われる。夏休み後には、今まで調べた情報を実際に動画にしていく作業に移るという。番組制作というひとつのプロジェクトの過程で、福岡や韓国に関する知識、英語、ICT機器の活用など、さまざまな能力やスキルを身につけていく同企画は、21世紀型スキル教育におけるひとつのモデルになるのではないだろうか。
《湯浅大資》

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