大学生の保護者の約6割「卒業後すぐに就職できるか心配」…ベネッセ調べ

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「大学生活の心配ごと」卒業後にすぐ就職できるかどうか
  • 「大学生活の心配ごと」卒業後にすぐ就職できるかどうか
  • 就職・進路への関与(「よくあった」+「ときどきあった」の割合)
  • 子どもの大学選択で重視したこと
  • 大学時代に力を入れてほしいこと
 ベネッセ教育機研究開発センターは9月11日、大学生の保護者の意識調査結果を公表した。3・4年生の親の6割近くが卒業後すぐに就職できるか心配しており、子どもの学部系統がメディカル系よりも文系や理工系のほうが心配に思っている比率が高いことがわかった。

 同調査は、2012年3月24日~3月27日に大学生の子どもを持つ全国の父親と母親のそれぞれ3,000人、計6,000人を対象に、保護者の大学教育へのニーズや、子どもや大学との関わりについて、インターネット調査を実施した。

 「大学生活の心配ごと」について、3・4年生の親の24.8%が卒業後にすぐ就職できるか「とても心配」と回答、59.2%が「とても心配+まあ心配」と回答している。子どもの学部系統別に見ると、「医・薬・保健」(33.1%)と比べ「社会科学」(65.8%)が倍近く心配している比率が高い。また、父親よりも母親の方が心配に思っている比率は高く、とくに「3・4 年生の男の子をもつ母親」の場合、「とても心配」は30%を超える。

 「就職・進路への関与」について、4年生の親の67.9%が「子どもと、ニュースなどで報道される就職環境変化等の話題を話しあった」と回答し、37.7%が「子どもの進路に関する情報を、インターネットや雑誌・書籍などから情報収集した」という。一方で、72.3%が「就職に関して、親ができることは少ない」と感じている。子どもの就職を心配し、子どもへの就職の働きかけや情報収集を行う熱心な親の姿がうかがえる。

 「子どもの大学選択で重視したこと」について、学生数がもっとも多い社会科学系統(法・経済・経営・社会)学部の母親の回答は、「自宅(親元)から通えること」(46.9%)がもっとも高い。一方、他の学部系統では、「子どもが専攻したい学問分野があること」がもっとも高く60%前後であった。

 「大学時代に力を入れてほしいこと」について、「理工」や「医・薬・保健」系統では「学部の専門的な勉強」がもっとも高く7割近くであるのに対し、「人文科学」や「社会科学」系統では「学部の専門的な勉強」が5割に満たず、「将来の進路や生き方を考えること」がもっとも高い。

 子どもの大学選択や大学時代に注力してほしいことについては、子どもの学部系統によって親の意識に違いがあるようだ。
《工藤めぐみ》

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