消費生活センター、「儲け話」講座への勧誘に注意と呼びかけ

 東京都消費生活センターは、「儲け話」の講座に大学生を勧誘し、高額な受講料などを支払わせるといった被害が増えているとし、注意を呼びかけている。講座では、高額な受講料や学生ローンの借入れなど、学生の就職難を背景にあるの可能性があるようだ。

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 東京都消費生活センターは、「儲け話」の講座に大学生を勧誘し、高額な受講料などを支払わせるといった被害が増えているとし、注意を呼びかけている。講座では、高額な受講料や学生ローンの借り入れなど、学生の就職難を背景にあるの可能性があるようだ。

 手口としては、「経済に強くなるセミナー」や投資による儲け話の講座に大学生を勧誘。高額な受講料や掛け金を支払わせるために学生ローンなどで借り入れをさせて、返済に困ると同講座に友人たちを勧誘させるといったもの。こうした被害は、社会経験の未熟な学生が勧誘の対象になっていることや、大学生の就職難などが背景にあると思われるため、今後も増える可能性があるとしている。

 消費者センターでは、友人の誘いであっても「はっきり断る勇気」を持つなど、大学生に注意を呼びかけている。また、このような講座では、決して儲かることはないとした上で、学生ローンの返済ができなくると、友人を紹介するとリベートがもらえると誘われ、深みにはまってしまうとローンなどの返済はますます困難になり、学生時代から多重責務者になるおそれもあると注意している。

 なお、勧誘された時は被害者として扱われるが、人を紹介することで加害者になるため、損害賠償を求められることもあるという。おかしいなと感じたら、消費生活センターに相談するよう勧めている。
《水野こずえ》

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