0-2歳の約7割が定期的保育サービスを利用せず…認可保育園希望、利用者の2倍

 調査会社サーベイリサーチセンターは、子ども・子育て支援事業計画に向けた自主調査を実施。認可保育園の利用希望者は現在の利用者の2倍以上であるものの、0-2歳の約7割が定期的保育サービスを利用していないことがわかった。

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日中の定期的保育サービスの利用状況と需要【0~2歳】
  • 日中の定期的保育サービスの利用状況と需要【0~2歳】
  • 日中の定期的保育サービスの需要と母親の就労意向【0~2歳】
  • 1か月の平均的な保育料
  • この4月から利用するために実際申し込むか(認可保育所、認証・認定保育施設、幼稚園、認定こども園希望者)
 調査会社サーベイリサーチセンターは、子ども・子育て支援事業計画に向けた自主調査を実施。認可保育所の利用希望者は現在の利用者の2倍以上であるものの、0~2歳の約7割が定期的保育サービスを利用していないことがわかった。

 同調査は、0~6歳の子どもがいる親を対象に、子育て環境、保育や教育サービス、放課後の過ごし方などについて、インターネット調査を実施。調査期間は2012年10月27日(土)~10月31日(水)で、3,000サンプルの有効回答数を得た。昨年11月30日に公表された調査結果の第2稿にあたる。

 認可保育所を現在利用しているのは全体の21%。対して、今後利用したいと考えているのは45%で需要が2倍以上となっている。一方、幼稚園を今後利用したいと考えているのは19%となり、認可保育所の需要の半分以下という結果。1か月の平均的な保育料に関しては、1万円~3万円未満がもっとも多く、56%を占めた。居住地区別をみると、九州・沖縄地方では4万円以上が12%、関東地方でも10%となっている。

 0~2歳の約7割が日中の定期的保育サービスを利用しておらず、そのうちで母親が働いていないのは73%で0~2歳全体の50%となっている。保育サービス未利用者で働いていない母親のうち、働きたいと考えているのは66%にのぼった。また、4月から利用するために実際に認可保育所などに申し込むかという質問では、3~6歳より0~2歳の方が「できれば利用したいので申し込む」が多い傾向。「利用できないと困るので必ず申し込む」では子どもの年齢による差がみられなかった。
《黄金崎綾乃》

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