文科省、3/22にサイエンスカフェ開催…テーマは「子どもたちへの政治教育」

 文部科学省は3月22日、情報ひろばラウンジにて平成24年度第6回目となるサイエンスカフェを開催する。今回のテーマは「子どもたちのへの政治教育」で、具体的な実践例をもとに政治教育について考えていくという。

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平成24年度第6回サイエンスカフェ
  • 平成24年度第6回サイエンスカフェ
  • 文部科学省旧庁舎1階 情報ひろばラウンジ 案内図
 文部科学省は3月22日、情報ひろばラウンジにて平成24年度第6回目となるサイエンスカフェを開催する。今回のテーマは「子どもたちのへの政治教育」で、具体的な実践例をもとに政治教育について考えていくという。

 昨年末に行われた総選挙は、投票率が59.32%で戦後最低の投票率を記録。しかし、今回の総選挙に合わせて各学校などで実施された未成年の模擬投票に対しての世間の関心は高く、2007年に成立した国民投票法により、投票年齢を18歳以上と定めたことが要因と考えられるという。

 また、2012年1月に公表された総務省の「常時啓発事業のあり方等研究会」の最終報告書では、将来を担う子どもたちに対し、学校での「政治的リテラシー」(政治的教養)の教育を強化することを提言。政治教育の尊重は教育基本法第14条でも規定されている重要な課題だが、これまでの学校現場では政治的中立性に配慮するあまり政治教育が忌避される傾向にあったという。

 今回のサイエンスカフェでは、これから子どもたちへの政治教育は可能なのか、それはどのような条件のもとでなのかを具体的な実践例などをもとに考えていく。講師に日本学術会議連携会員、東京大学大学院教育学研究科教授の小玉重夫氏を、コーディネーターに日本学術会議会員、東京大学大学院教育学研究科教授の秋田喜代美氏を迎える予定。参加費は無料だが、メールにて事前に申し込みが必要となる。

◆平成24年度第6回サイエンスカフェ
「子どもたちのへの政治教育」
開催日時:3月22日(金)19:00~20:30
場所:文部科学省旧庁舎1階 情報ひろばラウンジ(東京都千代田区)
定員:30名 
参加費:無料
申込方法:メールにて
※定員になり次第、締切
講師:小玉重夫氏(日本学術会議連携会員、東京大学大学院教育学研究科教授、東京大学大学院教育学研究科 学校教育高度化センター長)
コーディネーター:秋田喜代美氏(日本学術会議会員、東京大学大学院教育学研究科教授)
ファシリテーター:長谷川麻子氏(日本科学未来館科学コミュニケーター)
《水野こずえ》

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