「良い塾=お子さんが一生懸命勉強する塾」への取組み…東京個別指導学院

 東京個別指導学院は、「イード・アワード2012 塾」の「大学受験の部」個別指導で、総合満足度 最優秀賞を受賞。受賞の感想や、同塾の強みについて高校生の個別指導を中心に、取締役兼第三事業本部長の齋藤勝己氏に聞いた。

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トロフィーを手に喜びの表情の齋藤勝己氏
  • トロフィーを手に喜びの表情の齋藤勝己氏
  • 授業のようす
  • 齋藤勝己氏
  • 齋藤勝己氏
  • カリキュラム。サンプルは中学生用
  • カリキュラム。今後の授業進度予定
 小中高校生を対象とした個別指導で27年の実績をもつ東京個別指導学院は現在、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡で202の直営教室を展開している。2007年に株式会社ベネッセコーポレーション(現:株式会社ベネッセホールディングス)と資本業務提携をし、さらなる進化を続けている。

 東京個別指導学院は、「イード・アワード2012 塾」の「大学受験の部」個別指導で、総合満足度 最優秀賞を受賞。受賞の感想や、同塾の強みについて高校生の個別指導を中心に、取締役兼第三事業本部長の齋藤勝己氏に聞いた。

--ご受賞おめでとうございます。最優秀賞のほかにも「講師の質が良い塾」「子どもが好きな塾」「面倒見が良い塾」「安全な塾」の部門賞もご受賞されていますが、御社では今回の受賞をどのように受け止められているでしょうか。

齋藤氏:私どもは日頃から、保護者の方々を、お子さんの夢を叶えるという共通の目的に向かって伴走するパートナーと考えています。その保護者の方々を対象とする満足度調査で最優秀賞をいただいたということは、大変喜ばしいことだと思っています。

--東京個別指導学院の特長を教えてください。

齋藤氏:一つ目は、個別指導を徹底することにより、学力はもちろん、性格、生活環境など、お子さん一人ひとりに合ったサポートができることです。

 二つ目は、当社は、全国展開をしている個別指導塾には珍しく、全国202の教室はすべて直営です。そのため、教育の理念やノウハウをしっかり共有することができ、それが質の向上にもつながっています。

 そして三つ目は、ベネッセホールディングスとの提携による、進路指導力の強化です。ご存じのように、ベネッセは、進研ゼミや進研模試で長年の実績があり、膨大な受験情報とノウハウをもっています。これを共有することで、よりきめ細かな受験指導・進路指導が可能になりました。

--授業はどのように行われるのでしょうか。

齋藤氏:講師1人に対し生徒2人までの個別指導を行っています。授業は演習が中心で、講師が一人の生徒に解説をする間、もう一人の生徒は問題を解く、ということを交互に繰り返します。こうすることで、実質的には1対1の個別指導が可能なわけです。1対1のご希望にももちろん応じています。

--集団塾や家庭教師との違い、個別のメリットはどのようなことですか。

齋藤氏:お子さんによって得意不得意は当然ありますし、理解のスピードも異なります。また、大学の受験方法は、一般入試、AO入試、推薦入試など、大変多様化しています。集団塾では個々の状況や要望に応じるのは難しいと思います。個別指導なら、お子さんによって、たとえば中学の単元にまでさかのぼって、つまずいたところをやり直すといった指導もできます。

 家庭教師との比較で言えば、家庭教師は一人しかいませんが、当塾は、個別指導ではありますが、各教室には室長以下、教科ごとに複数の講師がいます。室長による進学指導や、さまざまな講師による指導やアドバイスを受けられる点もメリットだと思います。

--強みはどんなことでしょうか。

齋藤氏:一つは先生を選べることです。お子さんにとって先生との相性はとても大事です。相性のいい先生との授業のあとは、みな目がキラキラしていますし、学力も伸びていきます。そのため、個別面談などをして慎重に先生選びをしていただいています。

 もう一つは、徹底した個別対応です。授業のカリキュラムは、担当教師がオーダーメイドで作ります。どの講師も、この子にこういうふうに伸びていってほしいと、お子さんの未来予想図を描くようなつもりでカリキュラムを作っています。

 また、学習の進行や、お子さんの目標達成度合い、今後の課題などを細かく記したカルテも担当教師が作ります。このカルテを見ると、お子さんの成長の過程がひと目でわかります。教師は、カルテを見れば、その当時のお子さんの様子や表情までありありとよみがえるくらい熱意を込めて書いています。

--昨年の11月より映像学習を導入されましたが、これはどのようなものでしょうか。

齋藤氏:パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも視聴可能な映像授業です。大学受験は科目数が多く、塾の授業だけでは学習時間がとても足りません。塾以外の時間にどう勉強するかが大変重要です。映像学習は家庭や自習室など、自分の好きな時間に、自分のわからないところを確認しながら勉強できるので、生徒たちに大変好評です。

--今後予定されている新しい事業はありますか。

齋藤氏:2013年度、6教室を新たに開設する予定です。そのほか、映像学習は今後も強化し、4月からは全教室で提供します。また、ベネッセとの連携の強みを生かして、短期留学や、英語教育のサポートもしていきます。

 さらに、緊急経済対策の一環として平成25年度税制改正大綱に盛り込まれた「教育資金贈与非課税措置」に対応したサービスも検討しています。

--塾選びを考えている方へのメッセージをお願いします。

齋藤:いい塾とは「教師が一生懸命教える塾」ではなく「お子さんが一生懸命勉強する塾」だと考えています。では、お子さんが一生懸命勉強するにはどうすればいいか。それを考えるのが私たちの役目です。

 具体的には、環境面では、駅前で通いやすい、自習室を常に解放していつでも立ち寄れるなど、勉強したいと思ったらいつでもできる環境を用意しています。

 そして、これが一番大切なことですが、指導面では、お子さんに「目標」を持たせることを大変重視しています。目標さえあれば、子どもは頑張れるのです。頑張れば目標は達成できるという自信をもたせたい。

 今、若者が夢をもてない時代だと言われていますが、自信さえもてれば、子どもたちは見違えるように成長でき、夢をつかむことができます。教師の使命は、もともとお子さんがもっている力を引き出し、夢をつかむ手助けをすることなのです。

--ありがとうございました。

 リセマムは、2012年10月31日~11月13日、小学生、中学生、高校生および大学受験生のお子さんをもつ保護者を対象に、塾・予備校の顧客満足度調査を実施し、「イード・アワード2012 塾」として12月に発表。東京個別指導学院は、「大学受験の部」個別指導で最優秀賞を受賞したほか、「講師の質が良い塾」「子どもが好きな塾」「面倒見が良い塾」「安全な塾」の各部門賞も受賞した。

◆イード・アワード2012 塾
 >>> http://resemom.jp/feature/juku-award2012/
《石井栄子》

石井栄子

子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行うフリーライター兼編集者。趣味は登山とヒップホップダンス、英語の勉強。「いつか英語がペラペラに!」を夢に、オンライン英会話で細々と勉強を続けている。最近編集を手掛けた本:『10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」』(平本督太郎著 メイツ出版)、『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(増田史著 ナツメ社)『13歳からの著作権 正しく使う・作る・発信するための 「権利」とのつきあい方がわかる本』(久保田裕監修 メイツ出版)ほか多数

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