横浜薬科大に「不適合」判定…入学定員超過など

 大学基準協会は3月28日、2012年度の大学評価の結果、横浜薬科大学が「教員・教員組織」「教育内容・方法・成果」「学生の受け入れ」「内部質保証」に関して重大な問題が認められるため、大学基準に適合していないと判定した。

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 大学基準協会は3月28日、2012年度の大学評価の結果、横浜薬科大学(学長:江崎 玲於奈)が「教員・教員組織」「教育内容・方法・成果」「学生の受け入れ」「内部質保証」に関して重大な問題が認められるため、大学基準に適合していないと判定した。

 同協会が評価を行った結果、「入学者の修学能力の判定を適切に行わずに、学生を多数受け入れ、極めて多数の留年者や退学者を生み出したこと。」また、「臨床薬学科の入学定員超過の問題について毎回自主的な改善が促されているにもかかわらず、対応がなされていないこと」など、重大な問題が複数存在することが判明した。

 他にも、「編入学生の既修得単位の認定が科目の担当教員の判断に委ねられており、適切な手続きがとられていないこと。」「自己点検・評価の記載内容が事実と異なること。」「教育職員選考規程に従った採用が行われておらず、教員人事の透明性・公正性に大きな問題が見られること。」が指摘された。

 この判定について横浜薬科大学は、「予想外の判定結果となり極めて遺憾に思います。しかし、指摘された事項については真摯に受け止め改善に全力をあげてまいります。」とコメントしている。なお、在学生・入学生には何ら影響しないという。
《工藤めぐみ》

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