高校生の6割が「留学したくない」…最多の理由は言葉の壁

 高校生の約6割が「留学したいと思わない」と回答し、もっとも多かった理由に「言葉の壁」が挙げられたことが、文部科学省の平成23年度調査により明らかになった。

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 高校生の約6割が「留学したいと思わない」と回答し、もっとも多かった理由に「言葉の壁」が挙げられたことが、文部科学省の平成23年度調査により明らかになった。

 同調査は、昭和61年度から隔年で行っているが、平成22年度調査については震災の影響で実施しなかったという。13回目にあたる今回は、高校生51万3,623人を対象に留学に関する意識調査を実施した。

 いつか外国へ留学したいと思うかについて、「留学したいと思わない」58%が、「留学したい」42%を上回った。

 留学したいと思わない理由について、「言葉の壁」がもっとも多く56%、次いで「経済的に厳しい」38%、「留学方法、外国での生活、勉強、友達関係の不安」34%、「魅力を感じない」32%、「留学に関する情報不足」18%が続いた。(複数回答としているため、合計すると100%を上回る。)

 外国に留学するとしたらやってみたいことについて(複数回答)、「語学力を向上させたい」がもっとも多く61%、次いで「外国の人と友達になりたい」55%、「外国の文化、スポーツ、歴史、自然等に触れたい」51%、「新しいことに挑戦したい」30%、「外国での生活や勉強に関心がある」30%が続く結果となった。
《工藤めぐみ》

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