科学技術振興機構(JST)と高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、茨城県つくば市で共催する国際的な科学技術合宿「アジアサイエンスキャンプ2013」の参加者募集を開始した。アジア各地から物理・化学の高い素質をもつ生徒・学生が集まるという。 「アジアサイエンスキャンプ」は、2005年のリンダウ会議の際、小柴昌俊博士(2002年ノーベル物理学賞受賞者)とYuan T. Lee博士(1986年ノーベル化学賞受賞者・台湾)の間で、アジアの若者のためにトップレベルの学者と学生の交流プログラムを始めたいと発案されたもの。 第7回のアジアサイエンスキャンプは4年ぶりの日本開催、8月25日から30日までつくば国際会議場などで実施される。期間中は、自然科学(物理、化学)に高い意欲をもつ生徒・学生が、アジアの20の国・地域から200 名集結。小林誠氏をはじめ、7名のノーベル賞学者を含む計9名の研究者による講演やディスカッション、各国混成グループによる成果発表のプレゼンテーションなどを通じて研鑽・交流を行うという。 プログラムはすべて英語で行われ、アジア各地からの生徒・学生と積極的にコミュニケーションをとりながら課題解決にあたったり、リーダーシップを発揮しながらプレゼンテーションを完成させたりと、グローバルな場で活躍できる能力も磨くことができるという。◆アジアサイエンスキャンプ開催期間:8月25日(日)~30日(金)開催地:つくば国際会議場ほか(茨城県つくば市)対象:高校2年生~大学2年生相当募集人員:30名程度費用:無料(旅費・滞在費は主催者負担)応募:Webサイトより詳細を確認の上、応募書類をJSTに郵送募集期間:4月1日(月)~5月15日(水)