オバマ大統領が新しい製造業を作るとして学校への導入を推奨している3Dプリンター、EDIXの会場でも製品の展示が見られた。会場の展示では、OPTが49万円と19万円の3Dプリンターを紹介しおり、教育機関での活用も視野に入れているという。 OPTが提供する3Dプリンターは、成形がABS樹脂の積層型。積層ピッチは19万円の「Mini」で0.2mmからと実験やサンプル制作には十分な精度を出せるという。同社の扱う3Dプリンターは価格が抑えられているため、一般企業だけでなく、教育機関でも採用されることが多いようだ。 49万円の「UP! Plus」は積層ピッチが0.15mmと、試作品やちょっとした部品なら作れる精度を持っている。モデリングデータはAutoDesk 3Dなど標準的なCADソフトのデータ、もしくは3Dスキャナーのデータを利用するという。個人向けのパーソナル3Dプリンターなら、すでに10万円を切るものも出回っているが、学校での実習や実験に使えるような安価な3Dプリンターの市場やさらに広がるかもしれない。