筑波大学は、全国の小学3年生から中学生、高校生を対象にした「科学の芽」賞の作品を募集する。作品は、自然現象の不思議を発見し、観察・実験して考えたことをまとめる。応募は8月20日から9月30日まで。 同賞は、今回で8回目。筑波大学の前身の東京教育大学学長を務め、ノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士の功績を称え、若い世代に自然や科学への関心を高めてもらうことを目的に行われている。 自然現象に接する中で「あれっ」「なぜ」と思うことが「科学の芽」。作品は、完成された研究の必要はなく、科学への思いが伝わればよいという。 昨年の小学生部門で受賞した作品は、「液だれしないしょう油さし」「アオスジアゲハの最後のフンの正体」など。中学生部門は「ゲル化に関する研究」「かやぶき屋根はどうして雨もりしないのか」、高校生部門は「木質燃料の質量と燃焼効率―おがくずとヒノキチップ、自作ストーカー炉を使った実験―」など、実験や観察の様子を写真に収め、わかりやすく説明している。 作品は、レポート用紙A4判10枚以内にまとめ、ホームページから応募用紙をダウンロードして必要事項を記入したものと一緒に提出する。 審査・選考は、筑波大学教員、筑波大学附属学校教員および後援団体などが行う。11月下旬に審査結果をホームページで発表し、受賞者には表彰式において賞状と記念品を贈呈する。◆第8回「科学の芽」賞募集応募資格:全国の小学3年生~中学校・高等学校(高等専門学校3年次まで含む)、中等教育学校、特別支援学校の個人もしくは団体を「小学生部門」、「中学生部門」、「高校生部門」に分けて公募する。募集作品:自然現象の不思議を発見し、観察・実験して考えたことをまとめて応募する。応募期間:8月20日(火)~9月30日(月)