命を守る医療の現場を体験…東京都が「一日看護体験学習」を今夏実施

 東京都は、看護への理解と関心を深め、進路選択の参考となるよう、今夏も都内の病院及び介護老人保健施設のご協力を得て、「一日看護体験学習」を行う。対象者は、都内在住または在校の中学2・3年生と高校生、および都内在住の看護職を目指す社会人。

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 東京都は、看護への理解と関心を深め、進路選択の参考となるよう、今夏も都内の病院および介護老人保健施設の協力を得て、「一日看護体験学習」を行う。対象者は、都内在住または在校の中学2・3年生と高校生、および都内在住の看護職を目指す社会人で、参加費は無料。

 この「一日看護体験学習」は、看護の心の普及啓発と広報・広告活動により、看護についての関心を高め、看護師等の就業意欲の向上や確保に役立手てほしいとの願いから始まった試みだ。毎年夏に、都内の医療機関等において、看護体験学習を行ってきた。今年は200を超える医療機関が、看護を目指すきっかけになればと、名乗りを上げている。

 内容は、施設見学、簡単な模擬看護体験や看護師との懇談となっているがその一部を紹介しよう。
【中学生】
(1)体温、脈拍、呼吸測定見学や一部実施
(2)血圧測定(看護職員と参加者または参加者同士で実施)
(3)車椅子介助、ストレッチャー移送などの見学や一部実施
(4)洗髪、手浴、足浴など清潔ケアの見学や一部介助など
【高校生・社会人】
(1)体温、脈拍、呼吸測定
(2)血圧測定(看護職員と参加者または参加者同士で実施)
(3)車椅子介助、ストレッチャー移送
(4)洗髪、手浴、足浴、清拭の介助など

 この体験を通して、昨年の参加者に「一日看護体験学習に参加して、看護に対する関心は変わったか」を聞いたところ、中学生86.3%、高校生88.5%、社会人においては92.3%と9割を超える人が非常に関心が強くなったと答えている。参加者はみな、貴重な体験をしたということだろう。自分の未来が見えるかもしれない、第一歩を進んでみてはどうだろうか。

◆「一日看護体験学習」
実施期間:7月22日(月)~8月4日(日)まで
対象者:都内在住、または在校の中学2・3年生と高校生、都内在住の看護職を目指す社会人
実施内容:都内の病院、介護老人保健施設における看護体験、看護職員との懇談など
申込方法:
 【中学生】往復はがき
 【高校生・社会人】往復はがき、またはインターネット(携帯サイトからの申込みも可)
申込受付期間:6月10日(月)から6月21日(金)まで(当日消印有効)
《田邊良恵》

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