デジタルハリウッド大学は7月29日、小中学校の教育関係者などを対象に「タブレット教育によるシンポジウム」を、デジタルハリウッド大学・駿河台キャンパス(東京都千代田区)で開催する。参加は無料。事前予約制。 近年、小学校の教育教材としてタブレットの導入が進み、タブレットを小学校全生徒にもたせる自治体も増えてきた。タブレットの教育現場への導入は、単に端末を利用した補助的な教材というだけではなく、教育の手法を変革する可能性もある。 しかし、実際には教育コンテンツおよび教育手法はいまだそれに追いついていないのが現状だ。デジタルハリウッド大学では、タブレットの持つ意味と可能性、そして教育への応用はどうあるべきかを考える時期に来ていると考え、今回、美術教育を例に、タブレットの可能性を実例を紹介しながら参加者全員で考える場として、シンポジウムを企画した。 シンポジウムには、石戸奈々子氏(NPO法人CANVAS理事長、デジタルえほん代表取締役)、岡田京子氏(文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)、南雲治嘉氏(デジタルハリウッド大学教授、NPO法人日本カラーイメージ協会理事長)の3名がパネラーとして出席。モデレーターを堀潤氏(8bitNews代表、ジャーナリスト)が務め、それぞれの立場からタブレットを活用した教育の可能性を探る。 また、タブレット用の教育アプリ紹介や、昨年実施した岩手県・大船渡と東京をインターネット中継で結びタブレットを活用した同時教育の実践報告なども行う。 デジタルハリウッド大学では、今回開催するシンポジウムについて、タブレットにどう対応し、どう生かしていったらよいのかを教育現場全体で考えるきっかけにしてほしいとしている。◆タブレット教育によるシンポジウム日時:7月29日(月)14:00~16:00会場:デジタルハリウッド大学 駿河台キャンパス メディアライブラリー(東京都千代田区)対象:小・中学校の教職員など定員:50名参加費用:無料応募方法:Webサイトより