東京都教育委員会は8月19日、学校裏サイトについて、2013年4月から6月までの集計と7月の監視結果を公表した。不適切な書き込み件数は4月1日~6月30日の91日間に3,211件、7月の31日間に884件が検出された。 都教委は、公立学校全校を対象とした学校裏サイトの監視を2009年6月18日より開始。毎月、監視結果の報告書をまとめ、都内の学校や教育委員会への情報提供している。 4~6月は、巡回監視実施校数2,178校のうち、学校裏サイトが検出された学校数は、372校(小学校46校、中学校143校、高校180校、特別支援学校61校)。検出された不適切な書き込み3,221件のうち、「家出」1件、「自殺・自傷」1件、「自身の個人情報」2,664件、「他人の個人情報」34件、「誹謗中傷」31件、「虐待・暴力被害、飲酒・喫煙などの不適切行為」490件であった。 7月は、巡回監視実施校数727校のうち、学校裏サイトが検出された学校数は、122校(小学校9校、中学校55校、高校58校、特別支援学校0校)。検出された不適切な書き込み884件のうち、「家出」0件、「自殺・自傷」0件、「自身の個人情報」729件、「他人の個人情報」11件、「誹謗中傷」16件、「虐待・暴力被害、飲酒・喫煙などの不適切行為」128件であった。 4月~6月と比べて、7月は夏休みに入ったためか、検出された学校裏サイト数や不適切な書き込み件数が減少している。